出産報告をしても、その後の連絡なし
妊娠前は「孫はまだかな?」と頻繁に聞かれ、妊娠中には「赤ちゃん楽しみにしているよ」と言ってくれていた義父と義母でしたが、赤ちゃんが生まれた旨を夫が報告しても連絡は一切なし。最初のうちは、産後の私の体や気持ちを気づかってくれたのかな? とありがたい気持ちでしたが、今思うと義母と義父にはまったくそういう思いはなかったのだと感じます。
そして産後1カ月しても、義母と義父から何も連絡がなかったので、夫の提案で家に呼ぶことに。孫を楽しみにしてくれていたので、息子の機嫌のよい、起きている時間帯にきてもらうことにしました。
お祝いの言葉もなく…
息子が生まれてから、初めての対面の日。義父と義母は手ぶらでわが家にやってきました。お昼時だったため、帝王切開の傷が痛むものの4人分のごはんを急きょ作りました。産後に初めて会ったのにもかかわらず「おめでとう」の言葉もなく、お祝いの品もなく、実母・実父との対応の違いに、私はショックを隠せませんでした。
そして、義父は家に来るなりくつろぎ始め、息子の様子はまったく気にしません。義母も息子には無関心で、テレビに夢中でした。義両親は、息子が起きていても寝ていてもまったく関わろうとしなかったのです。
タバコとお酒!?
義父はランチが終わると近所のコンビニへ行き、タバコと缶のお酒を3本買って帰ってきました。すると、庭でタバコを吸い、リビングへ戻ってくると突然缶のお酒を飲み始めたのです。
義父は、息子の顔も見ず、抱くこともなく、そのままお酒を飲み終えて帰っていきました。それに対して、夫も義母も何も言わないのです。私は、何をしにきたんだろう? と嫌な気持ちになりましたが、夫の実家では普段の光景なのだと、私は悟りました。
義理の両親は、出産の報告に対しても連絡なし、赤ちゃんを見にきてもお祝いもなしでお酒を飲んで帰る姿にショックを受けました。生まれたことを喜び、接してくれた実家との違いを痛感。産後の気持ちが不安定なときだったこともあり、かなり落ち込みました。それ以来、義実家にはあまり期待をせずに程よい距離感で関わるようにしています。
著者:白田 よう
保育士として働いていたが、出産を機に退職。やんちゃな男の子を育てながら、自身の体験談を中心に執筆中。