こんにちは。助産院ばぶばぶ院長HISAKOです。毎日毎日、赤ちゃんのご機嫌に左右されてしまうママたち。今日は「赤ちゃんが泣く理由」についてお話しします。
赤ちゃんはおっぱいを飲んだら3時間寝る?!
「この子、ずっと泣いているんです。機嫌よく起きてる時間なんて、ほとんどありません。赤ちゃんがこんなに泣くものだとは思っていませんでした。どうして泣くのかわかってあげられないのがつらくて……」と新米ママたちは困惑します。
赤ちゃんはおなかが空いたら泣いて、おっぱいを飲んで満足したら3時間眠る、そしてまた泣いておっぱいを飲んで……。そんなリズムが普通だと信じているママが多いです。
とにかく泣く、泣く、泣く!
でも実際は、赤ちゃんって案外寝ないんですよね。おっぱいをあげても、おむつを替えても、寒さ暑さの調節をしても、快適な環境をつくっているにも関わらず、泣く、泣く、泣く!
抱っこすると泣きやんで一瞬眠るけれど、そっとベッドに戻すとなにかを察知するのか、おめめパチッ!「なんで床に寝かすの!抱っこでしょ!」とばかりに、ふたたび泣く、泣く、泣く!ママは赤ちゃんに振り回されて本当にたいへんです。
赤ちゃんはどうして泣くの?
「この子の泣く理由がわからない」と、ため息をつく新米ママに、4人目を出産された先輩ママが言いました。「赤ちゃんは泣くものだよ。 抱っこして泣きやむんでしょ?なら、それでいいんだよ。どうしてそれ以上の理由を知りたがるの?」
そうなんですよ。赤ちゃんは泣くものです。泣くことで、自分の存在をママにアピールするのです。もっとこっち見て!もっと抱っこして! もっと、もっと、もっと!と。
赤ちゃんは理由がなくても泣くもの
人間の赤ちゃんは哺乳動物のなかでもひときわ未熟な状態で生まれてくるので、アピールして関心を引き、お世話をしてもらわなければ生きていけないのです。だから、それほど大きな理由がなくても“泣く”。そういうものなんです。
抱っこして泣きやむ。おっぱいをくわえさせたら泣きやむ。なにか対策をとったときに泣きやむのなら、それ以上に泣く理由を模索する必要はありません。一日中抱っこになるけど、四六時中おっぱいになるけど。今だけだから、おおらかな気持ちで付き合ってあげましょうね。