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「おなかに赤ちゃんがいるよ」双子の子どもたちへ報告!子どもたちなりの思いとは…?

わが家の4歳の男女の双子は、性格が正反対。母としてそれぞれ違った悩みがありました。そんな双子が3歳のとき、第3子の妊娠が判明! おなかの赤ちゃんの存在が双子の心境を変えたようで、それぞれの悩んでいた問題が少しずつ変化していきました。

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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上の子に対するそれぞれの悩み

息子は典型的なわんぱくタイプ。人見知りせずいろいろな人に話しかけにいきますが、感情のコントロールも苦手で他の子と喧嘩してしまうこともしばしば。そんなやんちゃな息子にいつも振り回される私は、もうちょっと落ち着いてほしいと悩んでいました。

 

一方娘は人見知りが激しく、警戒心が強いタイプ。公園でもお友だちと遊ぼうとせず、私の隣にピッタリくっついて離れようとしません。外にストレスを発散できない反動なのか、私に対して激しいかんしゃくがあることに悩まされていました。

 

妊娠が判明! 双子の反応は

そんなある日、第3子の妊娠がわかりました。おなかに赤ちゃんがいることを2人に伝えると、赤ちゃんが生まれることをとても喜び、その日から2人には変化がみられるように!

 

「ママはおなかが苦しくて大変」ということを理解し、それまですぐ「抱っこ!」だったのが抱っこをせがまなくなりました。特に娘は「ママ大丈夫?」と気づかってくれることもあり、それまで嫌がっていた通園バスも「ママおなか大変だから、バスでいいよ!」と言ってくれるように。

 

赤ちゃんの存在が与える心境の変化

それでもまだまだ甘えたい盛りの3歳。わがままを言ったりグズることはたくさんあります。しかし妊娠を伝える前は平気で私を叩いてきた息子も、私のおなかに遠慮して、怒ったときも叩かなくなりました。

 

「お兄ちゃんになる」という自覚が芽生えたのか、お友だちとのコミュニケーションも少しずつじょうずに。また激しいかんしゃく持ちだった娘も、ほとんどかんしゃくを起さなくなりました。子どもたちなりに心境の変化があったのかなと思いますが、同時に私にとっても、第3子の妊娠は心境の変化をもたらしました。

 

 

変化は子どもだけでなく私自身にも

妊娠がわかる前の私は娘のかんしゃくにもすぐイライラし、いつまでもグズグズを引きずる娘にうんざりしてしまうことが多々ありました。しかし第3子を妊娠し妊娠5カ月になるころ性別が男の子だとわかると、「女の子育児は娘で最後かもしれない!」と急に寂しく感じるように。

 

それまでイライラしていた娘のかんしゃくも、今しかない貴重な時間として余裕をもって受け止められるようになりました。おそらく私の対応の変化により、娘もかんしゃくが落ち着いたのかなと思っています。

 

 

第3子の妊娠は双子にとっても私にとっても、良い方向へと変化をもたらしました。第3子の誕生は、上の子も良い感情ばかりではないと思いますが、わが家にとって良い転機になりました。第3子が生まれたあとも双子の成長を楽しみたいと思います。

 

イラストレーター/まっふ


著者:村上 素子

4歳男女双子、0歳5カ月男の子のママ。ドタバタな育児生活と並行し、フリーライターとして活動中。

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