ある日突然始まった娘の頻尿症状…!
娘が幼稚園から帰ってきていつも通りテレビを見ていたとき、「ママおしっこいきたい」と10分間隔でトイレに行くように……。はじめはおやつのときにお茶を飲みすぎたのかな? と思い、気にしていませんでした。
しかし夕飯時やお風呂、就寝前までその状態は続きました。突然のことで娘も動揺し、「ママ、おしっこしたいのに出ない」と大泣き。排尿痛はないようでしたが、その後自宅や幼稚園でも頻尿状態が続いたため、小児科を受診することにしました。
小児科で診断された「心因性頻尿」
医師に告げられた病名は、「心因性頻尿」でした。精神的に不安定なときになりやすい心因的な頻尿状態だそうです。
娘の場合は、幼稚園で発表会が控えていることが主な原因だと考えました。そこで、幼稚園の先生に、娘が練習を嫌がる日は練習に参加しなくてよいように働きかけてもらいました。自宅でも過剰に発表会の話をしないことを心がけました。トイレに行きたいときは何度でも行っていいことを話し、外出したり、友だちと遊んだり、トイレのことを考えない環境づくりもおこないました。
診断から約2カ月! 心因性頻尿を克服
医師から心因性頻尿を診断されてから、幼稚園の先生と連絡ノートで毎日様子を伝え合いました。そして娘がトイレに安心して行くことができる働きかけ、遊びに夢中になれる環境づくりを継続していくと、トイレに行く頻度が少なくなっていったのです。
緊張していた発表会も無事に終わって安心したからか、発表会のあとはさらに頻尿症状が改善し、診断から2カ月たったころには心因性頻尿を克服! トイレを気にしなくなりました。
突然始まった娘の頻尿症状ですが、2カ月かけて心因性頻尿を無事に克服できました。幼稚園の先生と連携をとってトイレを気にしないように気を配ったことと、発表会の練習を嫌がる日は無理に参加させないようにするなど、さまざまなことを働きかけたことで改善したようです。再発も考えられる病気なので、今後も娘の心の変化に気付き、不安が高まらないような生活を心がけていきたいと思います。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師REIKO
著者:渡辺あや
4歳と1歳の女の子ママ。元幼稚園教諭の経験をもとに、幼児教育や英語学習関連の記事を執筆中。