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10分ごとにトイレへ走る娘「出ない!」と泣き叫び…⇒病院で判明した病名と改善への意外なカギとは?

ある日突然、娘が5~10分おきにトイレへ行きたがるようになりました。ところが尿意はあるのに、おしっこは出ない……。不安と動揺で娘は大泣きしてしまいました。心配になり小児科を受診したところ、原因となる病名が判明したのです。

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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ある日突然始まった娘の頻尿症状…!

娘が幼稚園から帰ってきて、いつものようにテレビを見ていたときのこと。「ママ、おしっこ行きたい」と言って、10分おきにトイレへ行くようになりました。はじめは「おやつのときにお茶を飲みすぎたのかな?」と思い、あまり気にしていませんでした。

 

しかしその状態は夕飯時やお風呂、就寝前まで続き……。突然のことで娘も動揺し、「ママ、おしっこしたいのに出ない」と大泣き。排尿痛はないようでしたが、その後も自宅や幼稚園で頻尿の状態が続いたため、小児科を受診することにしました。

 

 

医師から告げられた「心因性頻尿」とは

医師から告げられた診断は「心因性頻尿」でした。精神的に不安定なときに起こりやすい、心因的な頻尿状態とのことです。

 

娘の場合は、幼稚園で控えていた発表会のプレッシャーが主な原因だと考えられました。そこで、幼稚園の先生には「練習を嫌がる日は無理に参加させないでほしい」とお願いしました。自宅でも、過剰に発表会の話題を出さないよう心がけました。さらに、「トイレに行きたいときは何度でも行っていい」と伝え、外出や友だちとの遊びなど、トイレのことを意識しすぎない環境づくりにも取り組みました。

 

 

診断から約2カ月!園の先生とも連携して…

医師から心因性頻尿と診断されて以降、幼稚園の先生とは連絡ノートで毎日様子を伝え合いました。娘が安心してトイレに行けるよう働きかけたり、遊びに夢中になれる環境を整えたりと工夫を続けた結果、少しずつトイレに行く頻度が減っていきました。

 

そして迎えた発表会。緊張していたものの無事に終えられたことで安心感が増したのか、症状はさらに改善。診断から2カ月が経つころには、娘は心因性頻尿を克服し、トイレを気にせず過ごせるようになりました。

 

 

突然始まった娘の頻尿症状でしたが、2カ月かけて無事に乗り越えることができました。幼稚園の先生と連携を取り、トイレを気にしないよう気を配ったことや、練習を嫌がる日は無理に参加させないなどの工夫が改善につながったのだと思います。再発の可能性もある病気なので、これからも娘の心の変化に気づき、不安を大きくしない生活を心がけていきたいと考えています。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者:渡辺あや/女性・主婦。4歳と1歳の女の子ママ。元幼稚園教諭の経験をもとに、幼児教育や英語学習関連の記事を執筆中。

イラスト:あやこさん

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

 

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