私の子どものころの歯科矯正の記憶
私は子どものころ、歯科矯正をしていました。器具を使った矯正だったのですが、始めたタイミングはすべての歯が永久歯に生え変わった小学校3年生のころです。器具をつけての矯正は小学校時代の写真にも残っているので、今でも鮮明に覚えています。
器具を付けたあとの痛みはもちろんのこと、写真でもひと目で矯正中ということがわかるので、当時は嫌だなと思っていました。ただ今となっては治療を始めてくれた両親に感謝をしています。
やはり娘にも遺伝!? 歯医者からのお手紙
夫は歯並びに問題はありませんでしたが、私は歯並びがよくなかったので、もしかしたら娘もそうなるかもしれないとうすうす思ってはいました。そして娘が3歳のときの幼稚園の歯科検診で、「かみ合わせが逆なので、一度受診しにくることをおすすめします」という内容のお手紙をもらってしまったのです。
遺伝かどうかわからないものの「やっぱり私に似てしまったのかな」と思ってしまい、少し悲しくなりました。そして自分が経験した歯科矯正の苦い思い出がよみがえってきたのです。
いざ診察! 結果は?
いざ診察を受けると、やはり「かみ合わせが逆なので、矯正を始めたほうがいい」という話を先生から改めて受けました。かみ合わせが逆というのは、下の歯が上の歯より前に出ている状態のことのようです。
ただそこで驚いたのは矯正はマウスピースで今の年齢からできるという点でした。マウスピースを使った矯正なら、ワイヤーなどを使わず、見た目も透明なので目立ちにくく、装着もかんたんです。私はてっきり、娘も永久歯に生え変わるまで待たなければ矯正できないと思っていたので、マウスピースでの歯科矯正にとても驚きました。
早速マウスピースでの歯科矯正をスタート
先生の話を聞いたあと、すぐ娘はマウスピースでの歯科矯正を始めました。はじめの数カ月は口の中にマウスピースを1分でも入れて、口を閉じる行為が娘にはとても難しかったようです。しかし、1年経った今ではなんとか30分~1時間継続して入れることができるようになりました。
そして約1年間継続した甲斐もあってか、今は上の歯が下の歯にかぶさるような形の歯並びに変わっています。このまま継続し、永久歯が正しい位置に生えてくれば器具を付ける矯正は必要ないだろうとのことでした。
小さい娘に歯科矯正を我慢してやってもらうことにはじめは抵抗がありました。しかし、自身の苦い経験があったらこそ、矯正をすすめられた直後に即決していました。結果的に早い時期に始めてよかったと思っています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師REIKO
著者:町田 久美子
4歳児を育てるワーママ、ズボラ主婦。ベトナム在住。手を抜く家事、育児を常に探しながら、ライターとして漫画や教育系、ベトナムでの子育て経験について執筆中。