何を作るか考えていなくても、とりあえずやわらかい野菜を下準備しておけば、離乳食の調理が短時間で済みます。
今回は、離乳食をもっとラクチンにしてくれる炊飯器調理のいいところと注意点をご紹介します。離乳食だけでなく、子どもの手づかみメニューやパパのお弁当にも役立ちますよ。
前の晩から炊飯器にセットする!
赤ちゃんが8カ月だったころのわが家では、大人用のごはん、赤ちゃんのおかゆ、にんじん、ジャガイモなどの根菜を炊飯器で調理していました。
いいところは、いっぺんに下ごしらえができて、大人用のごはんもちゃんと炊けること。野菜もしっとりホクホクで、おいしくできあがるのも評判がよかったです。
茹でると炊くのとでは味も違ってくることがわかりました。にんじんの甘味に娘はハマってましたよ。
炊飯器調理は手づかみ食べメニューにも!
炊飯器で調理した食材はすりつぶしメニューにも、そのままスティック状に切って手づかみ食べメニューにもできます。醤油やめんつゆであとから少し味をつけてもいいですね。
炊飯器で炊いた野菜は、つぶしてサラダにしたり、ミンチ肉と混ぜて焼けばハンバーグも簡単!料理の幅が広がりました。お弁当作りにも型抜きにんじんが使えますよ。
レトルトのカレーの日も、炊飯器で炊いた根菜を足すだけで栄養バランスもアップして、愛情たっぷりごはんに変身しちゃいます。
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のちのち大変なことに?湯のみでおかゆ作り
よく、炊飯器に入れた湯のみでおかゆを作る方法が紹介されてます。わが家でも、簡単で使いやすかったので気に入って、しばらく実践していた方法です。
ところがあるとき、おかまの底に傷が付いているのを発見し、翌年にはフッ素加工がはがれてきてしまいました。そのほかにも湯のみにごはん粒がついて逆に面倒という声も。炊飯器のおかまを悪くするより、おかゆ専用の耐熱容器を買った方が安全で経済的かもしれませんね。
赤ちゃんのお世話と家事、それだけで手一杯だったのに離乳食が始まるなんて!最初は戸惑ってしまいますよね。あんまり食べてくれない時期があったり、個人差もあったりするので、気長にチャレンジしましょうね。(TEXT:小林あこ)