息子に生えてきた下前歯の形に違和感が
息子は第4子なので、育児や子どもの発達については、私にもある程度の理解がありました。ですが息子が生後9カ月くらいのときに生えてきた下前歯は、上3人の子どものときとは何となく形が違う気がしたのです。
その下の前歯は、2つの山がくっついたような形をしていて、1本の歯にしては大きいし、2本にしては歯の1本1本が小さかったのです。歯の形以外に気になる点はなく、虫歯などの歯のトラブルがなかったため、しばらく様子をみることにしました。
歯科健診で「癒合歯(ゆごうし)」と診断を受ける
その後、市で受けられる1歳6カ月健診の歯科健診を受診し、歯科医から「癒合歯(ゆごうし)」があることを告げられたのです。「癒合歯」という言葉を初めて聞きましたが、息子の下の前歯のことを指しているのだと、すぐに理解できました。
歯科医からは、息子の下の前歯2本の歯がくっついて1本の歯のようになっていると説明がありました。そして、癒合歯の治療は必要ないが、2つの歯がくっついている部分は虫歯になりやすいので、歯垢が溜まらないようにしっかりと歯を磨くように指導を受けました。
診断を受けて半年後……
毎日食後にはデンタルフロスと、息子が好きなくだものの味の子ども用歯磨き粉、仕上げ磨き用の小さな歯ブラシでしっかり歯を磨いています。やはり癒合歯のところは磨きづらく感じますが、幸い息子は歯磨きに抵抗がないようで、すんなり磨かせてくれるので現在も虫歯や歯茎の腫れもなく、健康な歯の状態を維持できています。
また、おやつをダラダラ食べていると虫歯になりやすいと歯科健診で聞いたので、お菓子は決まった時間に1日2回までにして、飲み物はお茶を出すようにしています。癒合歯と診断を受けてから、メリハリのついた生活を意識して過ごすようになったと思います。
息子は2歳になり、癒合歯と診断を受けてから約半年が経ちますが、虫歯や歯茎の腫れなどの問題は起きていません。癒合歯は抜けづらいということも歯科医から聞いているので、抜けるまでしっかり経過を観察して息子の健康な歯を維持できるように気をつけていこうと思います。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:千葉里美/女性・主婦。7歳、5歳、4歳、2歳の4児の母。約7年間総合病院で医療事務として勤めていたが、結婚を機に退職。現在は育児に専念しつつ、ブログで育児やハンドメイドの記事を執筆。趣味は読書やドライブ。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています