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「怖いやろな…痛いんかな…」おなかをおさえて苦しそうに泣く娘。エコー検査の結果、病気が判明し…

とある平日の朝。まだお話するのもままならない1歳9カ月の長女が、苦しそうにおなかをおさえて泣いたり、平常に戻ったり、また泣いたりしていました。「痛いの?」と聞いても、おなかをおさえて泣くばかり。いつもと様子の違う長女に戸惑い、心配でたまらなかったときのお話です。

ご機嫌斜めな長女

私には9歳と1歳の娘がいます。今回は長女が1歳9カ月のころのお話です。このころの長女は「おちゃーのむー」など二語文を言えるようになってはいましたが、まだまだお話するのはままならない感じでした。

 

ある平日の朝、そんな長女が起きてくるや否や何だか機嫌が悪く、私が「抱っこする?」と言っても動こうとしません。寝転がっておなかをおさえているように見えます。「ポンポン痛い?」と聞いても何も言いません。痛そうにするわが子を心配しながら、ひとまずおなかをさすってあげました。

 

便秘?おなかを痛がる長女

すると少しましになったのか長女は平常に戻り、着替えをして、私は朝食を用意しました。その間も長女はひとり遊びをしていたので、「もう大丈夫なのかな」と安心していると、再び体を丸めおなかをおさえて苦しそうに泣き始めました。

 

そういえば前日からうんちが出ていません。「便秘かな?」と思いながらも、これまで見た中で一番痛そうにしている長女。その姿に私はすごく心配になり、小児科に連れて行くことにしました。

 

腸重積症になっていた長女

車に乗り、小児科に着いたころは平常に戻っていた長女。小児科の先生に「今は平常だけど、とにかくいつもと様子が違いおなかを痛そうにしていたんです」など経緯を説明する私。「便秘かな~。浣腸する? まぁ念のためエコーで見てみようか」と先生は言い、エコーで検査してもらうことになりました。

 

おなかをエコーで確認するなり、にこやかだった先生の表情が険しくなり、「腸重積症っていう病気やわ。紹介状書くから大きい病院行ってすぐに処置してもらおか。1日入院になると思うよ」と言ったのです。まさかの診断に私は驚き、そもそも腸重積なんて初めて耳にしましたし、処置して入院なんて……頭がパンクしそうでした。

 

処置からの入院を経験した長女

そして長女を連れて紹介状片手に県立病院へ行きました。優先的にすぐ対応してくれたので、心の準備をする間もなく長女は処置室に連れて行かれ、私はひとりで廊下で待っていました。「処置って何するんやろう? 大丈夫かな。怖いやろな。痛いんかな」……そんなことばかり頭の中をぐるぐる。

 

15分ほど経ち、処置室から先生と長女が一緒に出てきました。先生は「腸を元の場所に戻したのでもう大丈夫です。念のため1日入院して様子見ましょうか」と言い、ひとまず長女の腸重積症は治ったのでした。

 

 

小児科の先生曰く、腸重積症は発見が遅れると手術になるそうです。そのため、今回は発見が早く、念のためエコー検査をしたのも不幸中の幸いだったと。「とにかくいつもと様子が違う」と伝えたのがエコー検査に繋がったので、ちゃんと先生に伝えられて、先生も面倒がらずにエコー検査してくださって本当によかったなと思いました。処置を終えた長女はその後何もなく、健康に過ごしています。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

監修/助産師REIKO


著者:石井ゆうき

9歳と1歳の姉妹を持つママ。秘書として時短勤務。1人目出産直後に夫が転職に失敗したことを機に、お金にまつわることに興味を持ち、FP2級の資格を取得。家計管理・資産運用に生かしている

 

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