2人目不妊で通院をするも…
2人目の不妊で、2021年3月から不妊治療を始めました。夫婦共に34歳。夫婦で検査をした結果、はじめは自然妊娠も難しくないとのことでしたが、タイミング法や人工授精を2回おこなっても良い結果は出ず、思い切って体外受精に踏み切り治療をすることにしました。
治療のため何度か検査を進めていくと、検査結果はどんどん悪くなり、結果的に2021年の7月には体外受精ではなく、顕微授精(卵子の中に精子を注入する方法)を選択しました。妊娠が確定した検査の日は、「陽性反応は出ているが、数値が低いので難しいかも」と医師に言われ、まったく喜べず泣きそうになりながら帰宅しました。そして、ようやく毎回祈るような思いで通院した病院を、無事に卒業することができました。卒業できると知ったときは、うれしさと少しホッとできたことを思い出します。
やっとの思いで妊娠。生まれてくるのを待つ日々は…
その後出産までの間は、長男のときよりひどいつわりや体調不良、疲れやすさがあり、点滴などもしてもらいながら、ずっと自宅にこもる日々。家族や親戚にも、8年越しというの妊娠・出産でブランクがあり、とても心配されていました。
また、新しい赤ちゃん用品もゆっくり楽しみながら揃えたかったのですが、体調が優れず、ネット注文などしながら過ごしていました。
出産予定日より早い、スピード出産!
出産予定日より1週間早い深夜に、違和感を覚えトイレへ。おしるしがあり、朝には前駆陣痛が。病院に電話しに行くとちょうど破水し、そのまま入院、お昼過ぎには陣痛が来ました。
助産師さんには「夜には生まれるといいね」と言われ痛みに耐えていましたが、あまりに痛くナースコールを押すと、助産師さんが慌て出し、LDR(陣痛・分娩・回復すべておこなえる部屋)の準備が整っていないまま移動。急いで点滴をし、助産師さんに「まだいきまないで」と言われながら、いきみ逃しをしていました。先生が来ていきむと、いきみ4回目で生まれ、自分でもびっくりの3時間のスピード出産。夫や長男は立ち会いには間に合いませんでしたが、無事に次男を出産することができました。
出産直後、今まで関わってくださった医療スタッフの方々、協力をし支えてくれた家族、元気に生まれて来てくれた赤ちゃんを思い出し、つらい治療もあったなかでひとりでゆっくり幸せや感謝を噛み締めていました。今は母子共に元気で 、毎日幸せな気持ちで子育てを楽しめています。
◆関連動画 出産ドキュメンタリー
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監修/助産師REIKO
著者:仲野有
2022年生まれの男の子ママ。