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「対応が大変だし…」そんなふうに思ってたの?幼稚園のお迎え時、廊下で先生の不満が聞こえてきて!?

4歳の娘は食物アレルギーがあるため、幼稚園の給食はアレルゲンを除去した物をお願いしています。幼稚園では快く対応していただいていましたが、偶然、担任の先生のアレルギー対応への不満が聞こえてきてしまったのです……。

だんだん良くなる娘のアレルギー

娘は、卵と乳のアレルギーを持っています。ただ、まったく食べられなかった時期を乗り越え、今ではアレルゲンの量を気にしつつ食べられる物もたくさんあります。しかし、食べられる物が増えても、幼稚園の給食は卵も乳もすべて除去のまま。

 

これは体調によってアレルギー反応が出てしまう可能性もあるからです。また、食べられるようになったと言ってもまだ量を気にしつつ食べさせている状況。給食であげてもらう場合、量を気にしてもらわなければなりません。そこで、幼稚園では除去していただたいたほうが良いと考えました。かかりつけの医師の考えを踏まえわが家で話し合った結果、家庭で心置きなく食べられるようになってからアレルゲン除去の解除をしようと決めました。

 

先生! そんなふうに思ってたの!?

ある日、幼稚園のお弁当の日がありました。娘の体調もよかったことから、卵や乳製品も入れていました。朝先生には「卵と乳製品が入っていますが、今は問題なく食べられます」と伝えておきました。そしてお迎えに行った際、廊下にいると教室で掃除をしている先生の声が漏れて聞こえてきたのです。「アレルギーの対応はこっちも大変なんだし、食べられるようになったのなら早く言ってほしいよね」との言葉。

 

娘を名指ししてはいませんが、クラスでアレルギーがあるのは娘だけです。以前は「気をつけますね!」と快くアレルギーの対応を引き受けていてくれた先生。先生の本音に触れ「そんなふうに思っていたのか……」と、とても落ち込みました。

 

 

しっかりと説明!

娘は今まで、何回か軽いアナフィラキシーの症状で病院に駆け込んだことがあります。その怖さもあり、自分が対応できない場所で、多量のアレルゲンを摂取するのはできるだけ避けていました。親としては「みんなと同じ物を食べさせてあげたい」という思いもある中で決めた給食のアレルゲン除去。しかし、先生の言葉を聞いて「これではいけない」と行動に出ることにしました。

 

後日、先生の時間がありそうなときを狙って話しかけ、今まで説明したことがあることも含めて、娘のアレルギーについてひとしきり説明しました。「現状食べられている物」「体調によって症状が出ること」「今までのアナフィラキシーの経験」「親の思い」など……。

 

今までの伝え方を反省

そして最後に「大変だとは思いますがよろしくお願いします」とお願いしました。先生は「そうだったんですね、すみません。私、今まで理解が足りなかったです」と応えてくれて、気持ちが伝わったように感じました。

 

今まで、アレルギーに関する必要なことは伝えてきましたが、あまり立ち話をしない先生ということもあり、わざわざ呼び止めて親の思いやアレルゲン解除に向けての方針までは伝えたことがありませんでした。また、「幼稚園の先生だからアレルギーの子どもの対応にも慣れているだろう」と思っていた部分もあったと思います。今回の先生の本音に触れて、必要なことを十分に伝えられていなかったと痛感しました。

 

 

それまでアレルギーの対応に不満もなく、「必要なことだけ伝えておけばいいか」と思っていた私。しかし、クラスの中でひとりだけに違う対応をする先生は、やはり大変です。これをきっかけにコミュニケーション不足を反省し、ちょっとしたことでも報告するようになりました。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

 

監修/助産師 松田玲子


著者:山口花

田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。

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