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「きちゃったかも!?」公園で陣痛が始まり、その場にいたママたちが協力⇒見事な連携プレーで…!

近所に住むママたちとは公園でよく会います。その日はママ友4人と子ども7人で遊んでいました。そのうちの1人のママが公園で急に産気づき……。

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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Uちゃんママに陣痛がきた!

Uちゃんママは第2子を妊娠していて、すでに臨月に入っていました。その日は出産予定日の3日前で、いつ生まれてもおかしくない状態。みんなで赤ちゃんの誕生を楽しみにしており、「今陣痛がきたらまかせて!」などと言いながら笑っていました。Uちゃんママも「いっぱい歩けば陣痛くるかな?」と積極的に体を動かしていました。

 

そんな話をしていた30分後。気づくとUちゃんママの口数が減り、ベンチに座っておなかをさすっています。「おなか張っちゃった?」と聞くと、「いや……もしかしたら陣痛きたかもしれない」とのこと。ここからAママ・Bママ・私、3人のママの連携プレーが始まりました。

 

 

ママたちの的確な連携プレー!

まずUちゃんママはパパに連絡し、パパは仕事先からこちらに向かうことになりましたが1時間かかるとのこと。Uちゃんママが電話している間、Aママは「私、子どもたち見てる!」と言い、私は「一番家が近いからバスタオル持ってくる!」と役割分担。その間にもUちゃんママの陣痛間隔は短くなり病院に電話すると、「すぐにきてください」との指示が。

 

それを受けて「私も○○病院だったから道わかるよ! 私の車で行こう!」とBママ。「じゃあUちゃんママの車から入院バッグ移すよ!」「バスタオル敷いた!」とどんどん準備は進んだのです。私は、娘がUちゃんと仲良しだったこともあり、「Uちゃんはうちで預かるね! 何日泊まってもいいから!」と引き受けました。

 

 

忘れられない出産に

出発する直前、「みんなごめんね……」と言うUちゃんママに、「いいから!」「産むことだけに集中して!」とみんなが声をそろえるので、思わず笑顔になるUちゃんママ。最後にUちゃんは「ママ、頑張ってー!」と真剣な顔で手を振っていました。陣痛かもしれないと思ってから、Uちゃんママが出発するまで約30分。

 

1~5歳の子どもたちはみんな不思議とおとなしく、騒がずに成り行きを見守っていました。Uちゃんママは病院についてから1時間ほどで無事出産。グループLINEには元気な母子の写真とともに、「忘れられない出産になりました」のメッセージ。「こっちもだよ(笑)!」「おめでとう!」の文字が飛び交いました。

 

 

思いがけずママ友の出産に関わることになりましたが、みんなそれぞれ出産を経験してきたママたち。どんどん進むママ友のお産にパニックになることなく、的確に連携することができ、無事に出産に至ることができたのでよかったです。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者:山口花/女性・主婦。田舎で1女1男を育てる母。

イラスト:しおん

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

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