この不快感の正体は何!?
50代の体に起こった変化とは?
50代になってから、おりものがほとんど出ていない自覚はありました。デリケートゾーンが乾燥はしていてもかゆみがあるわけではないので、気にせずにいたのです。
しかしデリケートゾーンに潤いのない状態が、性交時に起こるようになるまで時間はかかりませんでした。夫婦生活までの手順は何も変わらないのに濡れにくくなった上、潤っても持続できなくなりました。
性交時に痛みを感じたり、出血したりすることが増えて、私は夫婦生活に消極的になったのです。
更年期に起こるGSMを知る
加齢とともに性欲が減少するのは自然なことですが、相手に求められているうちは応えたいとの思いがありました。
夫婦生活の際に濡れにくくなったのは更年期が原因だろうと予想がついたので、ネットで調べてみることに。いろいろと情報を見ていると「GSM(閉経関連泌尿性器症候群)」にたどり着いたのです。
自分がGSMかどうかを確認するチェック表があり、その項目にはデリケートゾーンの乾燥や性交痛、オーガズムの減少などが1カ月以上続くなど、私に当てはまる症状がたくさんありました。
私はGSMの症状とされる尿漏れや膀胱炎には幸いなってはいませんでしたが、このまま放置するといずれ発症するのではないかと考え始めたのです。
デリケートゾーンのケアを開始
今はドラッグストアでもデリケートゾーンの保湿に役立つ商品が販売されています。試しに使ってみたところ、以前よりデリケートゾーンが乾きにくくなったように思います。
夫婦生活の際も性交痛を和らげるために潤滑ゼリーを使うなど、できることから始めてみたところ苦痛を感じることがなくなりました。
性欲の減退やオーガズムを得にくい状況は変わりません。しかし夫婦で言葉のないコミュニケーションを取る時間を苦痛に思わなくなったのはよいことだと感じています。
まとめ
日本人は加齢とともに性欲を捨て、夫婦は家族になっていくものだと考えている人も多いかもしれません。私たちは言葉ではなく、温もりでしか伝えられないことがあると考え、夫婦生活を大切にしています。更年期が原因で以前とは違う状況になっても、どちらかが夫婦生活を求めている限りは、GSM対策を続けていきたいと思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
マンガ/山口がたこ
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著者:サトウ ユカコ
広告制作プロダクションで、プランナーやディレクター、ライターを兼務。双子を含めた4人の子どもがいる。小学校教諭、幼稚園教諭の資格を持っている。