夏場に浴槽の中で水遊び
娘が1歳10カ月のころの出来事です。風呂掃除をしようと思った私は、娘をリビングに残すのも心配だったので、一緒にお風呂場に連れて行くことにしました。夏場で浴室も暑かったので、浴槽で娘に水遊びをさせながら掃除をすることに。
しかし、たくさん水を張ると溺れる危険があると思ったので、浴槽に10cmほどの水を張って、そこに娘を入れました。娘は水遊びが楽しい様子で、私も娘が近くにいるので安心して浴室の掃除をしていました。
※赤ちゃんは水深10cmでも溺れることがあります。赤ちゃんをプールで遊ばせる際は決して目を離さず、そばを離れないようにしましょう。
思わぬ事故!娘の口が…
しばらく掃除をしていると、突然ゴン!という音がして、娘が泣き始めました。
「大丈夫!?」。慌てて娘を抱いて見ると、水で足を滑らせて浴槽のへりで顎を打ったようで、口から血を流していました。
私は慌てて口の中を確認。顎を打ったときに舌を噛んでしまったようで、舌の両端が深く切れていたのです。私は怖くなり焦りましたが、娘を余計に不安にさせてもいけないと思い、心を落ち着かせながら「大丈夫よ」と声をかけ、傷口をガーゼで押さえました。
そして、子どものケガの相談窓口に電話をし、口の中のケガなので歯科に行くように教えてもらい、かかりつけの歯科医を受診しました。深く切れてはいましたが、幸い縫うなどの治療は必要なく、このまま様子を見てもよいとのことで、ホッとひと安心。けれど、痛い思いをさせてしまい、娘に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
それからは、お風呂で水遊びをするときは洗面器などに水を張り、水の外で遊ばせるようにしました。水の中で遊ばせるときには、滑って転んでもケガをしないよう、やわらかいビニールプールを使用しています。水遊びの危険は、溺れることだけではないと知った出来事でした。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。
監修/助産師 松田玲子
イラスト/ななぎ
著者:桃野ゆか
9歳、6歳、3歳の三姉妹の母。小学校教員を19年勤め、その間、育休や仕事復帰を経験。子育てや仕事の経験を元に、執筆活動中。