合鍵で勝手に家に入ってくる義母に困惑
「何かあったときのために」と、義母にはわが家の合鍵を渡していました。
ところが、緊急でもないのに、休日の朝に無断で家に入り込んでは、「あなたは家庭を守る主婦なんだから、もっと早起きして掃除や洗濯を始めなきゃ!」と私を責め立てる義母。
出勤日だと伝えても、「仕事にかまけて、旦那さまのお世話をおろそかにされちゃ困るのよね~」と、聞く耳を持ちません。
夫は常に私の味方でいてくれ、義母にも何度か注意してくれるのですが、義母の態度は変わる気配がありません。
アクセサリーを義母と共有!?我慢の限界…!
ある日、私が帰宅すると、またしても義母が無断で家に上がり込んでいました。しかも、私のネックレスを手に取りながら、「素敵ね〜このネックレス♡ これからは、この家のものは私とあなたで共有ってことにしましょ!」と勝手に言い残し、そのまま持ち出して行ってしまったのです。
我慢の限界に達した私は、合鍵を取り返すことを決意します。夫に相談すると、「嫁と姑の関係がこれ以上こじれないように」と、私の代わりに夫自身が義母に話をしてくれることに。
しかし、予想外のことが起こってしまうのです……。
義母に破られたのは、夫婦の思い出の品
週末、義母から合鍵を取り返すために義実家を訪れた私たち夫婦。ところが玄関に現れた義母は、なんと私の服を着ていたのです。それも、小柄な私の服を無理やり着たせいで、見るからにパツパツで窮屈そうな状態……。
あっけにとられていると、「Tシャツだったら布が伸びるから共有できるものね♪ だけどねぇ、ちょっと破れちゃったみたい」と裂けてボロボロになった布を見せてきました。
実はその服は、夫が私の誕生日プレゼントとして初めて手作りしてくれた、夫婦にとって大切な記念の一着だったのです。
私と夫の怒りはついに爆発。
夫は「母さんとは絶縁だ! もう二度と俺たちの家に来るな! 俺は妻を困らせる奴は許さない! 例えそれが親だとしてもだ!」と言い放ちました。
義母の悪事が義父にばれて…
焦った義母は「もう家には行かないわ! 合鍵を返すから許して!」と必死に懇願しましたが、時すでに遅し。私たちは宣言通り義母と絶縁することに。
これまで義母の振る舞いを何も知らなかった義父は、真実を知ると大きなショックを受け、義母を厳しく叱責。その後は義両親の間に深い溝ができ、義母は実家近くのアパートで一人暮らしを始めたと聞きました。
以前のような干渉は一切なくなり、私たちとは一線を引いた関係が続いています。義母の干渉から解放された私たちは、ようやく心穏やかに新婚生活を楽しめるようになりました。
◇ ◇ ◇
どれほど近しい存在であっても、子どもの生活や幸せを踏みにじるような行動は決して許されるものではありません。たとえ家族であっても、互いを思いやり、尊重する姿勢が大切ですね。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。