性器を拭くと丸い何かが…
52歳でで完全に閉経し、デリケートゾーンの渇きをケアするために専用のボディソープやローションを用いるようにするなど、自分なりにケアを心がけていました。
そのためデリケートゾーンの保湿には問題がなかったものの、トイレで用を足した後に性器を拭くと腟口のあたりに丸く硬いものが触れるようになったのです。
以前から腟が膨らむような感覚もあり、看護師の友人に相談したところ、「子宮下垂の可能性がある」と言われました。
子宮下垂と子宮脱の違いとは?
婦人科の取材経験がある私は、更年期の「子宮脱」に関する記事を書いたことがありました。
子宮脱は多産や3,500g以上の赤ちゃんを出産した経験のある女性が、更年期以降に発症することの多い疾患で、子宮が腟から脱出するものだそうです。
一方で子宮下垂は腟から子宮は脱出していないものの、下がってきている感覚がわかるというものでした。
子宮下垂を放置すると子宮脱に移行することが多く、症状が悪化すると治療や手術を余儀なくされるため、すぐに予防策を講じることにしたのです。
骨盤底筋体操の習慣化することにして
3年前に月曜日だけごはんを食べないという月曜断食を始めて9㎏の減量に成功し、そのときは平日は一切炭水化物を食べていませんでした。現在も月曜断食を続けているものの、平日でも炭水化物を食べるようになってから、体重は微増していました。
しかし肥満が子宮脱の原因になると知り、体重を少し減らして体形を維持するために食べるものを変えるとともに、運動量を増やすことに決めたのです。
そこで軽いヨガと筋トレ、ウォーキングの他、骨盤底筋体操も始めました。
肛門と腟に力を入れて締めたり力を抜いたりを繰り返す骨盤底筋体操は、寝ていても座っていても立っていてもおこなうことができます。
骨盤底筋体操を朝晩10回ずつ繰り返すことが、子宮脱の予防につながると信じて実践しています。
まとめ
加齢とともに体が変化するのは、避けがたい現実です。しかし体の変調にいち早く気付いて対処すれば、大きな病気を予防することにつながります。私も子宮脱にならないよう体重の維持と骨盤底筋体操を続けていきたいと考えています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
【駒形先生からのアドバイス】
すでに子宮下垂の症状がある人は、骨盤底筋体操を1セット10回、1日最低3セットおこなうことをお勧めします。また、骨盤底筋体操は3カ月以上毎日続けなければ、治療としての効果は出にくいと言われています。
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