泣いて暴れる息子にお手上げ
朝から子育て支援センターで遊び、昼食の時間になったので帰宅しようとすると、まだ遊びたい息子が「いや!」と泣いて暴れ始めました。
気持ちを切り替えようと声かけしても効果はなく、どんどんヒートアップする息子。支援センターは昼で閉まってしまうので、仕方なく暴れる息子を抱っこして外に出ました。
しまった…家に帰れない!?
その日は、買ったばかりの補助付き三輪車に乗って来ていた息子。泣いて暴れる息子は三輪車に乗れる状況ではなく、私は右手に息子を抱え、左手で三輪車を押して帰ることに。
しかし鮮魚のように暴れる息子は片手では収まらず、家まで500メートルの距離を帰ることができません。道でひっくり返って泣き叫ぶ息子を、冷たい視線で何人かの人が追い越していきます。
なんだかひとりで子育てをしている気持ちになって、私も涙が出てきました。
途方に暮れていると救世主現る!
そのとき、後ろから60代ぐらいの女性が「あらあら、どうしたの?」と声をかけてくれました。私が事情を話すと、女性は「お母さん大変だったね。私が三輪車を押していくから一緒に行きましょう」と言ってくれたのです。
女性は自分にも同じ年の孫がいるという話をしながら、三輪車を家の前まで押してくれました。帰宅するまで息子は泣き止みませんでしたが、親切な女性のおかげで無事に家に帰ることができました。
現在3歳になった息子は会話ができるようになり、かんしゃくもずいぶん減りました。かんしゃくで悩んでいた当時、助けてくれた親切な女性には今でも感謝しています。
先輩ママの体験談、いかがでしたか?「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。
作画/ぐら子
著者:田中はぐみ
2020年生まれの男の子のママ。福祉関連の資格を多数所持。主に福祉や子育てに関する記事を中心に執筆している。