驚きの診断
次男が3歳になったばかりのころ、市の3歳児健診を受けました。そこで次男は「不同視」と診断を受けました。不同視とは、左右の目で屈折度に大きな差がある状態だそうです。次男は健康そのものだと思っていた私にとって、まさに寝耳に水状態。しかし、確かに言われてみれば、テレビやスマホを至近距離で見たがったり、絵本を読んでいても集中できなかったりと、見えづらそうにしていることがありました。
もっと早く気づいてあげられていれば、もっと早く眼科に行っていれば……と後悔の念が押し寄せました。
親の対応の仕方
眼科での検査の結果、重度の不同視が判明。眼鏡をかけて治療することになりました。治療で眼鏡をかける子どもへの接し方や、どのような反応をしたらよいかなど、親が読んでおくべき資料も眼科でいただいたので、夫にも「よく読んでおいてね」と渡しておきました。そのため、夫もその資料を読み込んでいる様子だったのですが……。
夫の対応は…
眼鏡姿の次男を初めて見た夫は、資料に書いてあったように眼鏡姿を褒めることもなく……。嫌がる次男に無理矢理眼鏡をかけさせようとする始末。
私は夫にイライラしすぎて、思わず「資料読んだよね!? しっかりしてよ!」と怒鳴ってしまいました。資料を渡すだけでなく私からも、眼鏡姿を褒める、眼鏡は無理強いしないなど夫に伝えておくべきだったと反省しました。
夫婦だからといって、常に同じ方向を向いているわけではないということを改めて認識。確認作業の必要性も感じました。イライラと同時に、何とも言えない悲しい気持ちになった出来事でした。今後は大事なことは事前に夫と話し合いをしておこうと思います。
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イラスト/はたこ
著者:鬼頭いちか
6歳と3歳の男の子の母。パワフルな義両親と敷地内同居中。貿易関連の資格を多数保有。