後悔先に立たず
大泣きしている息子の膝の傷を確かめると、皮膚がめくれていてとても痛そうでした。傷部分が土や砂で汚れていたのでどうにか洗おうと試みましたが、激しく泣き叫ぶのでその場では断念しました。
今思えば、これが良くなかったのでしょう。
翌日「キズパワーパッド」を買って貼ってみたものの、息子は痛みを訴え続けるばかり。そのまま2日ほど様子を見ていると、息子が「痛い」と言う回数も少なくなってきました。
しかし、木曜になって再び「痛い痛い」と言い始めた息子。
病院で「キズパワーパッド」を剥がすと、傷が真っ白でどろどろの状態に。傷から感染症が起こっていたようで、診察室でお医者さんに「なんでもっと早く来なかったの!」と怒られました。
お医者さんによると、ちゃんと洗わないまま「キズパワーパッド」を貼ってしまったことが、傷の悪化の原因だそうです。あとから確認したのですが、「キズパワーパッド」の使用方法にも同様のことが記載されていました。
たとえ子どもが泣き叫んでも、心を鬼にしてしっかり傷口を洗うべきだった、と今でも後悔しています。今後は、正しい怪我の処置方法をしっかり学ぼうと思います。そしてそれでも対応後に「何かおかしい」と感じたら、すぐに病院へ連れて行こうと心に誓いました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
イラスト/はたこ
監修/助産師 松田玲子
著者: 田山河子
小学6年生の男の子を持つ母親。趣味は株主優待、テレビ観賞。