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被災経験者が今備えている【防災ストック】「マネするだけでスッキリ収納」「子ども専用も」

今日で東日本大震災から13年。これを機に防災ストックを見直してみましょう!

 

防災ストック

 

こんにちは!整理収納アドバイザーでライターの海老原 葉月です。

 

皆さんは防災用品を準備していますか?今日で東日本大震災から13年が経ちます。私は当時、千葉県の沿岸部に住んでいて被災しました。当時は防災意識も低く、“万が一”が自分に訪れるとは少しも思っていませんでした。

 

現在は被災経験をもとに日ごろから防災意識を持ち、「今できること」を備えるようにしています。今回は今すぐできる自宅での防災や、整理収納アドバイザー目線での収納のポイントをご紹介します。

 

災害は他人事?

日本は地震大国。年明けから能登半島地震が起き、今なお厳しい避難生活を続く方々がいらっしゃいます。被害に遭われたすべての方に心よりお見舞いを申し上げるとともに、被災地域の一日も早い復興をお祈り申し上げます。

 

防災意識が高まるなか、備えは万全でしょうか?

 

私は東日本大震災が起きた時、千葉県沿岸部に住んでおり被災しました。当時は防災意識がかなり低く、備えは一切していませんでした。「地震が起きたとしても、そんなに大きな地震になることはない」、「日本は復旧が早いから、どうにかなる」と、どこかずっと他人事に感じていました。

 

 

「明日は我が身」の意識

実際、地震が起きて数時間後には、町中の信号機が停止したり、スーパーやコンビニから食料がなくなったり、みんなが大パニックになりました。流通は滞り、日用品も食料も運ばれてこない。ガソリンスタンドには長蛇の列。道路は液状化になり通行止め。

 

地震が起きる前の想像とは雲泥の差でした。そしてようやく、自分事として捉えられるようになりました。地震は台風や水害のように、前もって予測ができないからこそ、備えが必要です。ぜひみなさんも、万が一の備えを、今から始めてください。

 

 

防災ストックは「分散」がポイント

以前は防災用品は割高で、揃えるにもかなりお金がかかりました。ですが今は、100均でもさまざまな防災グッズが揃えられます。家族構成や住んでいる地域によって必要なものが変わるので、「わが家のオンリーワン」の防災ストックを作ってくださいね。

 

ストックしておくものが決まったら、収納を考えましょう。防災ストックは普段は使わないものの、必要な時にすぐに取り出せないと意味がありません。

 

ここでポイント!防災用品は1箇所にまとめて収納するのは厳禁!例えば、2階建ての家の1階にまとめて収納したとします。地震が起きて、家屋が潰れるとき、被害が大きくなるのは建物の1階部分です。台風や水害時ははどうでしょう?「なるべく高いところに逃げるように!」と言われていますよね。

 

最悪の事態に備えて、防災用品は分散して収納してください。

 

 

防災ストック

 

 

防災ストック

 

わが家では、1階の階段下収納、キッチン(ローリングストック)、2階の寝室と子どもの寝室、さらに車の中と、あらゆる場所に分散して収納しています。

 

子どもが取り残された時に備える

今回は子どもの寝室のストックを見直しました。

 

例えば、大人が被災して動けなくなってしまったら?子どもの寝室のみが孤立してしまったら?そう考えた時、子どもの寝室にも防災用品のストックが必要だと思い、今回新たにストックを作りました。

 

防災ストック

 

収納に使うボックスはこちら。ダイソーのフタ付収納ボックス 330円(税込)です。500mlのペットボトルを立てて収納できるほどの大容量サイズ。フタがついているので、埃防止にもなります。サイドには取っ手がついているので、子どもでも持ち運びしやすいと思い、これを選びました。

 

 

防災ストック

 

ここに、お茶やゼリー飲料、ブランサンドと、アルコールタイプのウェットティッシュ、マスク、写真にはありませんが、それぞれが普段飲んでいる薬や吸入器も収納しました。(懐中電灯等は枕元に置いています。)

 

 

防災ストック

 

よく見る防災用の食料といえば、乾麺やレトルトですよね。ですが、お子さんが小さい場合はそういったものが扱えないことも。我が家ではそれぞれが大人を頼らなくても食べられるもの、なおかつ今までに口にしたことがあるもを厳選していれました。ペットボトルが開けられないお子さんには、100均で購入できるオープナーも一緒に入れておくと安心です。

 

 

防災ストック

 

これをあえて「出しっぱなし」のまま、部屋に置きました。あえて目につく収納にすることで、防災用品がどこにあるのかが子どもたちの記憶にも残りやすくなります 。

 

ボックスの外側には、中に入れたものの中で一番賞味期限が短いものの日付を書いたマスキングテープを貼りました。また、カレンダーにも書き込みました。こうすることで、賞味期限切れの防止と、そのついでに防災グッズの見直しもできます。普段あまり意識することがない防災用品は、このようにあえて見える化しておくことが重要です。

 

防災ストックは「平常と変わらない日常を過ごす」ため

「特に小さい子どもがいる家庭では、災害が起きた時こそ、なるべく日常と変わらずに過ごせるように日頃から備えた方がいい」と防災士の方が話していました。

 

防災用品を準備する際は、支援物資がすぐには届かない前提で、どんなものが必要なのか、どんなものがあったら少しでも快適かを考えることだと痛感しています。

この記事が参考になったらうれしいです。

 

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
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    著者プロファイル

    ライター海老原葉月

    整理収納アドバイザー1級/親・子の片付けインストラクター1級。『仕組みを整える節約術』をキーワードに、 元汚部屋の住人&浪費家ならではの、簡単な工夫で続けられる情報をお届けします。夫、小2、年長男子の4人家族。

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