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「私の料理が下手だから!?」離乳食を断固拒否する娘!⇒児童館スタッフさんに相談し、返答に思わず…

娘が生後6カ月だったころに離乳食を始めたのですが、最初からひと口も食べない子どもでした。1人目ということもあり不安になっていた私に、ある人が寄り添った言葉をかけてくれて……。

成長は順調、だけど食べない!

今から10年前、1人目の子どもである娘が生後6カ月になったころ、離乳食を始める時期だと思い10倍がゆを作りました。ドキドキしながら娘の口へ持っていくと、なんと拒否! 口を真一文字にして固く閉ざしているので、スプーンの侵入すら許されません。そのあとも野菜を試してみたり、スプーンを変えてみたりしたのですが、どれも効果はなく……。


10年前はSNSが今ほど主流ではなかったため、育児書やネットを見ても、食べない子がいるという情報はあまり得られませんでした。そのため、「やはり私の料理が下手だからか……」と悲しくなってしまったのです。

 

気分転換に行った児童館

娘が口を開けてくれなくても毎日挑戦はしていたのですが、門前払いの日々……。家にいても気が滅入るばかりなので、気分転換も兼ねて、近所の児童館へ遊びに行くことに。

 

そこにいた50代ぐらいの女性スタッフの方と雑談していると離乳食の話になり、私は現状を話してみました。すると、「離乳食を食べない子もいるみたいね! まだ興味がないのかもしれないよ? 離乳食のあげ方を見直してみてもいいかもしれないね。でも、娘ちゃんはいつもご機嫌だし、そんな心配しなくても大丈夫だと思うから、あまり気負わずにね」と言ってくれたのです。

 

何気ない言葉に聞こえますが、当時とても悩んでいた私にとっては心に染みる言葉で、思わず泣きそうになってしまいました。「食べさせないといけない!」と思っていたのですが、娘のタイミングは今ではないのかもしれないと考えられるようになり、とても心が軽くなったのを覚えています。

 

 

スタッフの方にとっては雑談だったかもしれません。しかし私にとっては自分の考え方が変わる、とても大きな出来事でした。結局、娘が1歳になるまで離乳食は進みませんでしたが、10歳になった今ではなんでも食べる元気な女の子に成長しています。育児書ばかりを見るのではなく、目の前の娘をしっかりと見て、成長や変化を感じることが大事だと気付かされた出来事でした。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

 

イラスト/ななぎ


著者:高山ななみ

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