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「私たち別れたじゃん」高級ホテルでプロポーズも彼女から衝撃発言!実は、僕の友だちと…

僕は29歳のサラリーマン。大手企業に勤務しています。プライベートでは、高身長イケメンな親友2人と遊んだり、かわいい彼女とデートしたりと充実した毎日を送っていました。ところが、ある日を境に彼女の様子がそっけなくなり……。

「私たち別れたじゃん」高級ホテルでプロポーズも彼女から衝撃発言!実は、僕の友だちと…

 

既読スルーをする彼女

僕の彼女は仕事が忙しく、連絡がマメではありません。メッセージのやり取りは週に2~3回あれば良いほうです。そんな中、最近は既読スルーが目立つように。会うのはもちろん、電話ですらそっけなく、ほとんど会話ができない日々が続きました。

 

しかし、翌月は付き合って数年目の記念日。実は、この日にプロポーズをしようと、僕は指輪を用意していたのです。彼女は派手なタイプで、ブランド品が好き。そのため婚約指輪も、頑張ってかなり高級なものを選んで購入しました。

 

まともに話もできない状態でプロポーズなんて無理だ……。不安になった僕は、親友2人に相談。彼女のことは紹介済みで一緒に出かけたこともあり、よく知っている仲だからです。そしてその結果、プロポーズはしばらくやめておこうと決めました。

 

僕の友だちと彼女が!?

そんなある日、信号待ちをしていた僕は、横断歩道の反対側でとんでもない光景を目撃! それは、彼女らしき女性と、見覚えのある背格好の男の後ろ姿……。青信号になったとたん走って追いかけましたが、間に合いませんでした。僕は息を切らしながら彼女に電話。しかし、短い応答ですぐに切られてしまいました。

 

僕は震えながら、心当たりのあるその男に電話してみました。それは、彼女の変化について相談していた親友の1人です。

 

「今、街中で僕の彼女と一緒にいなかった?」

 

僕の剣幕に驚いた友だちは、ビデオ電話に切り替えて「家でゲーム中だけど?」と証拠を見せてくれました。そして驚くようなことを言ったのです。

 

「そうだこの間、お前の彼女から間違いメッセージがきたよ。『大好き、ずっと一緒にいたい』ってやつが。お前、愛想をつかされたんじゃないかって心配していたけど、ラブラブじゃんってあほくさくなって、言うのを忘れてた!」

 

どうやら彼女は、僕とアイコンが似ている友だちに間違えてメッセージを送ってしまったよう。僕は、彼女と親友を疑ったことを反省し、やはり、来月にプロポーズしようと考え直したのです。

 

「大事な話があるから、記念日に会おう」

 

彼女からは、「いいけど、場所は?」という短い返事のみでしたが、僕は待ち合わせ場所を連絡。高級ホテルのレストランを予約し、指輪もポケットに忍ばせました。

 

きっと彼女は忙しくて疲れているだけ……。心をこめてプロポーズすれば、喜んでくれるはず! そうしてレストランに到着し、2人でテーブルにつきました。

 

彼女の口から辛辣な言葉

「話があるんでしょ?」とせかす彼女に、僕は指輪のケースを取り出し、差し出しました。

 

「ぼ、僕と、け、結婚してください!」

 

ところが、彼女の口から飛び出したのは辛辣な言葉でした。

 

「え? 私たち別れたじゃん」

 

「は?」

 

「メッセージで『別れて』って送ったでしょ? 返信がないから今日その話をするのかと思っていたのに、プロポーズ? 私があんたなんかと結婚するわけないじゃん。いろいろ高い物を買ってくれるからしばらく付き合ったけど、もう二度と連絡してこないで」

 

そう言って、彼女はレストランを出て行ってしまったのです。そのあと僕は泣きながら、予約していたコース料理をやけ食いしたのでした。

 

どん底の僕が食事を終えたときです。先日、彼女との関係を疑ってしまった親友から、「いつもの店に来いよ」との誘いが届きました。愚痴を聞いてもらおうと、僕はその足で居酒屋に向かったのですが……。

 

なんと、親友2人のほかにも、さっきレストランを出て行った彼女もいたのです!

 

ドン引きの事実が発覚

「真相が判明したよ」

 

僕を誘った親友が言いました。

 

「こいつがお前の彼女の『浮気相手』だったんだ」

 

そうやって指をさされたもう1人の親友は、「誤解させて悪かった」とうなだれています。彼女は慌てて「な、何のこと!?」と口を挟んだのですが……。

 

「お前の彼女、誤爆の女王だな。大好きメッセージは無関係の僕に送ってくるし、別れ話はお前じゃなくてこいつに送ったらしいし。いくらアイコンが似ているからって……」

 

どうやら、僕が疑ってしまった親友は、前々からもう1人の親友と彼女の関係を怪しんでおり、この場に全員が集まるよう仕組んでくれたよう。

 

浮気相手の親友は僕に謝罪し、経緯を説明。

 

「彼女から、お前のモラハラについて相談にのってほしいって言われて……。お前はそんなヤツじゃないって何度も言ったけど、泣きつかれて放っておけなくて。ただ、言い訳じゃないけど、彼女とは付き合ってなんかいない。断り切れずに何回か食事はしたけれど……」

 

なんと彼女のほうが、僕の友だちに猛アタックしていたようなのです。彼は背の高いスマートなイケメン。おそらく、紹介したときから狙っていたのでしょう……。

 

「この間、彼女から間違えて『これまで貢いでもらったけど、金しか魅力のないダサ男とはお別れします』ってメッセージがきてやっとわかった。お前のモラハラは、彼女がでっち上げたウソだって」

 

こうして、メッセージの誤爆によって自爆した彼女とは、3人とも縁を切ることに。僕を金ヅル扱いした挙句、親友に乗り換えようとしたのですから自業自得です。

 

その後、僕は友だちのことを許し、さらに彼らとの友情を深めることができたのでした。

 


 

 

 

 

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