素朴な味わいがたまらない豆腐のおかずを作ってみた!
今回挑戦するのは、NHK『きょうの料理』で、料理研究家・土井善晴さんが紹介した「豆腐とひき肉の煮物」です。
土井さんといえば「こんなんでええんですわ」、「お料理いうんは、失敗なんてないんですよ」などの言葉が印象的。
ときには、さすがの土井さんも見逃せないであろう大失敗をすることもありますが、それらの言葉を思い出すだけで料理をするときの心の負担が軽くなるんです。
今回は、そんな土井善晴さんが考案した手間なしレシピをチェックしてみましょう!
土井善晴さん「豆腐とひき肉の煮物」の作り方
材料(2人分)
・絹ごし豆腐…1丁(300g)
・豚ひき肉…100g
・しょうが…20g
・にんにく…1かけ
・ねぎ…1/2本(50g)
・サラダ油…大さじ2
・しょうゆ…大さじ1と1/2~2
・水…カップ1
・かたくり粉…大さじ1と1/2
使用するしょうゆの種類にもよりますが、あっさりとした薄めの味付けに仕上がります。好みやしょうゆの種類に合わせて、分量を変えてみてください。
作り方①しょうが、にんにく、ねぎを切る
しょうが、にんにく、ねぎは粗いみじん切りにしておきます。
作り方②しょうが、にんにく、ひき肉を炒める
鍋にサラダ油を熱し、粗いみじん切りにしたしょうがとにんにくを入れて中火にかけます。
香りが出てきたらひき肉を加えて、木べらなどでよく混ぜながらしっかり火を通しましょう。
作り方③豆腐を加える
絹ごし豆腐を玉じゃくしなどで大きくすくってそっと加え、火を弱めます。
弱火で煮ると、豆腐にすが入りにくくなるそうです。
作り方④味つけをしてとろみをつける
①のねぎ、しょうゆ、水を加え、弱火で約6~7分間煮ます。
一度火を止めて、かたくり粉を同量の水(分量外)で溶いて加え、さっと煮てとろみをつけます。器に盛りつけたら、完成です。
【実食】豆腐がドーン!「豆腐とひき肉の煮物」を食べてみた
器に盛りつけて、彩りを良くするために小口切りにした小ねぎ(分量外)を加えてみました。
また、仕上げにごま油(分量外)をかけるのもおすすめだそうなので、もちろん試してみます。
できたてはあつあつで冷めにくいので、口の中の火傷にご注意。
はやる気持ちを抑えて、ちょっとだけ冷ましてから口に入れてみると……。
田舎のおばあちゃんを思い出すような、なんとも言えない優しいお味です。にんにくやしょうがの香り、ゴロゴロと入ったひき肉が、豆腐のあっさりとした旨みを引き立てます。
シンプルなしょうゆ味、良い意味で素朴。ごま油の風味も食欲をそそります。
つい童心に帰り、ご飯をわしわしと豪快にかきこみたくなる味付けです(実年齢を考慮した結果、ゆっくり食べることにしました)。
見た目は麻婆豆腐に近いのですが辛さがないため、辛いものが苦手な方や子どもでも食べられますね。
薄味なので、しっかりとした味がお好みの方は、しょうゆを多めに入れると良いそうですよ。
麻婆豆腐を作ったときに、水溶き片栗粉がダマにならないように混ぜると、豆腐が小さく崩れてしまうことはありませんか?
今回のレシピでは、豆腐を大きめにすくい入れるのでそのような心配がなく、食べごたえも抜群!
弱火でじっくり加熱しているので、「す」も入っておらず、しっとりなめらかな豆腐の食感を楽しめますよ。
簡単レシピのレパートリーを広げよう!
土井善晴さんのレシピには、手間を省くためのポイントがたくさん!レシピ通りに作れば、美味しくて健康的な一品があっという間に完成します。
また日々の料理を負担に感じている方は、土井さんを心に住まわせてみてください。多少、手を抜いたり失敗したりしても「こんなんでええんですわ」と、励ましてくれるはずですよ。