なんてフォローしたら…
長男が2歳のころ。お散歩の帰り道、地域でお世話になっていた婦人の方に遭遇し、世間話に花を咲かせていると、抱っこしていた長男が両手で鼻を押さえて「何このニオイ」と言い出しました。
私は婦人の口臭のことだと気がつきましたが、咄嗟に「ん?なんだろう?どこかのお家でおいしいもの作ってるのかな?」等と言いごまかしたものの、長男がすかさず「ちがうよ、この人のお口がなんか臭い」と言い放ったので、もはやフォローする言葉も思い浮かばず、すみませんと言うのもなんだか失礼な気がして、あはは…と乾いた笑いを浮かべるしかありませんでした…。
私の対応力の低さも含めて、ほろ苦い思い出です。その後、さまざまな育児に関する情報を調べ、長男が誰かに対して失礼な発言をしたときに「そんなこと言うとあの人が悲しくなっちゃうから、次からはママにだけこっそり小さな声で教えてね」と言い続け、ようやく少しずつ理解してくれるようになりました。
著者:葉月 国子/30代 女性・会社員。3児と猫1匹を育てる母。育休中。
作画:miyuka
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年6月)