夫が食べさせた物は…
子どもの面倒をみているふりをして、携帯を触ったり車の洗車に夢中になったりすることが多い夫。夫に子どもをみてもらっていたある土曜日、仕事帰りに夫に電話すると、「子どもが吐いた」と言うのです。
私は、あることが頭に浮かびました。きっと、食べさせ過ぎたのではないかと。というのは以前も夫は子どもが欲しがるだけお菓子を与えたことがあったからです。
電話越しで、その日何を食べさせたかと順番に聞いていくと、あやふやなことを言う夫。「なぜ答えられないの? ちゃんと面倒みてなかったの?」と言うと、「片付けしてる間に子どもが机の上の物を食べたかもしれない」。そんなことも言い出しました。
そして、いろいろ質問していくと、子どもにナッツが入ったクッキーを食べさせていたことがわかりました。しかし、子どもは軽いナッツアレルギーがあります。
夫もアレルギーのことを知っているにも関わらず、クッキーにナッツが入っていることを確認せず、子どもに食べさせていたのです。吐いたあとに、もしかしてと思ってクッキーを確認したのだとか。「勝手に机の上の物を子どもが食べていた」のは嘘だったのです。帰宅後、こっぴどく説教しました。幸い子どもはその後元気だったのですが、夫はさすがに反省したようで、今は食べ物を子どもにあげるときはとても慎重になっています。
※消費者庁は、ナッツ類はアレルギーの有無にかかわらず、咀嚼機能が十分でない5歳以下は、窒息や誤嚥の恐れがあるので食べさせないようにと注意喚起しています。幼い子どもは硬い物はかみ砕けないので気を付けましょう。
著者:山口里見
3歳の息子を育てる自営業ママ。