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「たばこは人生の一部だった」禁煙を20回以上失敗した40代主婦。禁煙成功で気付いた意外な真実

たばこがなかったら人生の半分は損しているとまで思っていた私。その一方で健康や美容のためにと禁煙を何度となく試しましたが、失敗続き。そんな私が成功した禁煙方法と、それによって人生が損するどころか、もっとラクに過ごせるようになったという体験談を紹介します。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師窪田 徹矢 先生

くぼたクリニック松戸五香院長。獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouYuberとしての情報発信もおこなっている。
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たばこは人生に欠かせないものとなった

私が27歳のころ、ちょうどひとり息子の幼稚園時代のママ友の影響もあり、ちょっとした遊び心からたばこを吸い始めました。最初はキッチンの換気扇の下で吸っていましたが、だんだん1日1回はカフェなどで一服することが楽しみになっていきました。当時の私にとって、どこの家庭にもあるような育児や夫婦間のストレスを発散するには、たばこがとても良いツールだったのです。

 

だんだん1日に吸う本数も増えていき、30歳になるころには1日1箱以上吸うようになりました。楽しいことがあっても苦しいことがあってもたばこを吸いたい、もしたばこがなかったら人生の半分は損しただろうと思うようになり、たばこは私の人生の一部となっていったのです。

 

たばこが体に悪いことや美容にも良くないことは当時からわかっていましたが、世の中が今ほど禁煙ムードになっていなかったことや私もまだ若かったこともあり、禁煙を真剣に考えていませんでした。しかし、私が40歳になるころには世の中の禁煙ムードは高まり、自分も健康や美容について本気で考えるようになったことから、禁煙を真剣に考えるようになったのです。

 

3年間禁煙と闘い、20回以上失敗

40歳になったころから禁煙に目覚め、失敗を繰り返してやっと成功したのが43歳。禁煙と闘った3年間でした。結局3年間に20回以上禁煙を決心し、数日後には挫折という状態が続いていました。他人から見ると真剣に禁煙する気がないと思われるかもしれませんが、本人的には禁煙しなければという気持ちはとても強かったのです。しかし、どうしても自分に勝てなかったのです。

 

自分はそんなに意志が弱い人間ではなかったはずなのに、なぜかたばこに関してはとても意志が弱く成功できませんでした。そこで我慢するだけでは駄目だと思い、たばこが嫌いになるパッチや1カ月計画でだんだんニコチンが少なくなるパイプのセットなども試しましたがどれも失敗。

 

 

やっと成功した禁煙法とは…

電子たばこ

 

失敗続きの禁煙が最終的に成功したのは電子たばこのおかげでした。私が使った電子たばこはまったくニコチンが入っておらず、充電しておくとたばこに似せたパイプから煙を吸うことができます。一見たばこを吸っているように見えるもので、吸っている人はたばことは関係のない、ただの香りがする煙を吸っているだけなのです。これを吸ってからというもの、たばこを吸わなくてもこれさえあれば大丈夫になりました。

 

あんなに苦しんでいた禁煙が驚くほど簡単にできたのです。ただし電子たばこにすると、まるでチェーンスモーカーのように実際のたばこの倍ぐらい電子たばこを吸わなければ落ち着きませんでした。私が思うには電子たばこでは実際のたばこのようにニコチンなどによる刺激がないため、チェーンスモーカーのように電子たばこを吸わずにはいられなかったのではないかと思います。

 

しかし、吸っていれば気分は落ち着くので結果としてストレスはほとんどありませんでした。このように電子たばこを利用していきながら、だんだん吸わなくても平気な時間が増え、半年後ぐらいには電子たばこもまったく必要なくなったのです。電子たばこを吸っていたときには、カートリッジ経費が実際のたばこより高かったことを覚えています。それでも3年間無理だった禁煙をほとんどストレスなしに成功したことは私にとって感動的なことでした。

 

禁煙によってこんなに人生がラクになった

喫煙は健康や美容に良くないと思い、嫌々禁煙をした私。禁煙するまではたばこのない人生など損したようだと思っていましたが、実際に禁煙してみるとこんなに人生がラクだったのかと驚くことがたくさんありました。

 

当時たばこ代は1箱約440円と値上がりしていました。毎日1箱吸うと1カ月約1万4千円弱と大きな負担となります。もちろん禁煙してからも電子たばこを使用していたころはそれ以上の経費がかかってしまいましたが、電子たばこがやめられるようになるとその分丸々経済的にラクになりました。

 

また、カフェなどでも喫煙席が減り喫煙ルームでは煙がもうもう、全席禁煙の店では外に出て一服するなど以前のように落ち着いてたばこを吸える環境はなくなってきており、そのストレスは大きいものでした。しかし、自分が禁煙するとこのようなストレスもゼロ。今では喫煙席のあるお店を必死で探す必要もなく、気分的にもとてもラクになりました。

 

朝起きたときの爽快感は禁煙して1カ月ぐらいたって感じるようになりました。ほかにも口臭がなくなったと夫から言われ、今までのようにたばこ臭さに対して気にならなくなったのです。その上、禁煙して1年ほどすると肌のコンディションも良くなり、くすみがなくなったと友人からも言われるように。このように禁煙前の想像とは逆に、禁煙したことで人生がとてもラクになりました。

 

まとめ

今は喫煙席のあるお店が減るなど、喫煙者にとって生活しにくい世の中となってきたので本当に禁煙をしてよかったと感じていますが、禁煙前にはこんなにラクな人生が待っているとは思っていませんでした。禁煙後は特にたばこを吸いたいという気持ちになりませんでしたが、すてきなカフェなどに行くと、こんなときにたばこを吸ったら気分良いだろうなと思うことは今でもあります。

 

しかし、冗談にもたばこを吸ったりしないのはたばこの常習性が怖いからです。電子たばこで私は本当にうまく禁煙できましたが、やはりそれまで禁煙できなかったあのつらさは忘れられません。そして、禁煙してからラクになった人生をもう手放せないので、これからも禁煙を続けていきたいと思います。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者:井出 さくら/40代女性。子どもは独立し今は夫と2人暮らしの主婦。大好きなアクセサリー作りを仕事に。収入は少ないけど好きなことなので意外と気に入っている。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

 

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