間食をやめたい…米こうじの甘酒で腸活
私は、10代から便通が3~4日に1回しかないほどの便秘で、30代半ばまでは市販の便秘薬が欠かせませんでした。だから健康管理には極力気を付けていたのですが、家事や仕事で疲れるとついつい甘いお菓子を口に入れてしまいがちに。寒くて動くのがおっくうになる冬場には、ワンシーズンで体重が2~3kg増えてしまうこともありました。間食でお菓子を食べ続けると、さすがに太ってしまう……。どうせなら胃腸にやさしくて、満腹感が続く食べ物はないかしらと探していたのです。
そんなときにネットで目にしたのが、米こうじの甘酒が腸活におすすめという話でした。しかも、作り方はそれほど難しくないのだとか。私の知っている甘酒は、お酒の香りがする飲み物。アルコールがあまり得意ではない私は、甘酒はお正月にたしなむ程度でした。
しかし調べてみると、甘酒には米こうじからできるものと、酒粕から作られるものの2種類があることが判明。私が今まで飲んでいたのは、酒粕から作られた甘酒でした。アルコールの入っていない米こうじの甘酒なら私でも続けられると思ったのです。
温度管理に慣れれば甘酒の手作りは簡単!
米こうじを使った甘酒の作り方が複数ある中で私が試したのは、乾燥こうじと炊飯器を使う方法です。こうじの種類には生こうじと、水分を飛ばした乾燥こうじがあります。私は、スーパーで見つけた乾燥こうじを使用しました。発酵に炊飯器を使う場合には機種によって設定温度が違うため、確認が必要とのこと。炊飯器の代わりにヨーグルトメーカーやステンレスボトルを使うこともできるようでした。
分量の目安は、米1合につき米こうじが200~300g、お湯500~600ml。米1合分を炊いたご飯とお湯を混ぜ、温度計で約60度になったのを確認したら米こうじを加えます。炊飯器に移し、1~2時間おきに様子を見ながら約8時間保温しました。温度が下がったら鍋で加熱して約60度に調節。こうじ菌は70度以上になると死んでしまったり、逆に50度以下になると甘みが落ちてしまったりするということで、温度には注意しました。とろみが付いて、ご飯粒の形が消えてきたらでき上がりのサインです。冷蔵庫で保管すると、1週間程度は保存が利きます。
栄養豊富な米こうじの甘酒パワーに癒やされる毎日
米こうじの甘酒は、砂糖が入っていなくても自然でやさしい甘みがします。調べたところ、米こうじはこうじ菌を繁殖させた発酵食品で、消化や吸収を助けるのだとか。豊富に含まれるオリゴ糖と食物繊維が善玉菌の栄養源となり、腸内環境に良い影響を与えるそうです。
こうじ菌から作られる甘酒も、オリゴ糖や食物繊維をはじめ、必須アミノ酸やブドウ糖、ビタミンB群を含む栄養分に富んだ飲み物。外国では、「ジャパニーズヨーグルト」と呼ばれているのだそうです。ビタミンB群はエネルギーを生み出して体に活力を与え、血行も促進。こうじ菌由来のコウジ酸は、メラニンの生成を抑制する働きがあるとのこと。
栄養価をさらにアップさせるため、私は甘酒と一緒に干しいもやフルーツをとるようにしています。おいしいのでついついたくさん飲みたくなりますが、1日にコップ1杯ほどが目安なのだそう。目安量を超えないように飲んでいます。
米こうじの甘酒を朝食前に飲み始めてから1カ月以上がたち、便通は1~2日に1回程度に増えています。快腸が今も続いていて便の量が増えたことも驚きでした。小腹が空いたときに飲むと満足感があり、お菓子を食べる機会が減りました。今のところ体重の増減もありません。甘酒のやさしい甘さで疲れがすっと取れていき、顔の色ツヤが良くなった気もしました。
まとめ
初めて甘酒を作ったときには、温度調節に失敗してこうじ菌が死んでしまわないかと心配しました。しかし、温度計を使ってしっかりと確認さえすれば、それほど難しいことではありませんでした。
米こうじの甘酒を始めてから、スイーツを食べているような上品な甘さに癒やされて、日々満足感を得ています。冬に太る原因となっていたお菓子の間食も減り、血色も良くなってきたと感じています。便通も良くなり、日常生活での疲労感も和らぎました。内側から美しく健康な体を作るために、これからも甘酒を続けていくつもりです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:湯田 里美/40代。フリーライターでコスメコンシェルジュ。増え続けるシミと格闘しながら、自分に合った美容・健康習慣を探し続けている。趣味は瞑想と写真、料理。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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