ナプキンとタンポンをつけて出勤したのに…
私は経血量が多いため、生理のときはナプキンとタンポンを併用しています。経血量が多い日は生理痛もひどいのですが、これは痛み止めを飲めば治まるため、心配なのは経血漏れだけ。
こまめなナプキン交換も面倒だったので、特に経血量が多くなる生理2日目、私は特に多い日用のタンポンと夜用ナプキンという、万全の装備で職場に向かうことにしました。「これなら長時間の立ち仕事でも経血が漏れることはないだろう」と、安心しながら。
ところが、仕事を始めてしばらくすると、太もものあたりがひんやりと濡れている感触が……。慌ててトイレで確認すると、ナプキン全体が経血で真っ赤になっており、取り出したタンポンも極限まで経血を吸収した状態。いくら装備を整えても、こまめにトイレに行く必要があると実感した出来事でした。
その後、念のために準備しておいた予備の下着にはきかえました。汚れた下着はナイロン袋に入れ、家で洗濯。
現在は、経血漏れ対策として、こまめにタンポンとナプキンを替えることに加え、仕事中どうしてもトイレに行けそうもない場合は、ナプキンとタンポンにプラスして、体に挟んで経血を吸収させるタイプの生理用品も使うようにしています。
※タンポンの過度な長時間使用はトキシックショック症候群(急な発熱、吐き気、めまい、失神などの症状)を引き起こす可能性があるため、パッケージ等に記載されている時間や使用方法をしっかり守りましょう。
※経血にレバーのような塊が混じったり、ナプキンが1時間と持たないような場合には、婦人科の受診をおすすめいたします。
著者:上村 楓/30代独身。医療機関に事務員として勤務。趣味は漫画・アニメ・映画の鑑賞。
イラスト:おんたま
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年6月)
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