魚にはどんな栄養が含まれている?
魚には筋肉や髪、臓器を作る材料となるたんぱく質が豊富。また、ビタミンやミネラル、脂質など、体に必要な栄養素がたくさん含まれています。
特に健康や美容に良いとされているのが、魚に豊富な「DHA」と「EPA」。この2つはお肉や卵、乳製品からも摂取できますが、含まれている量は魚に比べると多くはありません。
DHA、EPAは人の体で作ることができないので、食事から積極的に取り入れることが大切です。
魚を1か月食べないとどうなるの?
魚を1か月食べなかったからといって、すぐに体調を崩すわけではありません。しかし、長期間食べないとなると話は別!
魚をほとんど食べない人は、よく食べる人と比べて血管の病気(大動脈疾患)のリスクが約2倍に増加するといわれています。
また、乳幼児期に魚を多く食べていた子どものほうがIQが高いという研究もあるんです。
魚には、血液をサラサラにする働きや、子どもの認知機能の発達をサポートする効果があるので、どんなにお値段が高くても週2~3回以上は魚を食べるようにしたいですね。
節約ママの救世主!鮮魚が高いときの代用品
魚を食べないといけないことはわかっていても、高くて手が出ませんよね。そんなときに活躍する代用品とおすすめの調理法をご紹介します。
スーパーの半額!100均の「サバ缶」
数年前に突如として訪れたサバ缶ブーム。DAHやEPAがたっぷり入っていて、健康や美容にいいと人気に火が付きました。
最近は、鮮魚の高騰に伴ってサバ缶の値段も少しずつ上がっていて、スーパーでは1缶200円ほどで売られています。しかし、100均なら同じ量を半額で買えるんです!
中国産ではありますが、味や栄養は問題なし。面倒な下ごしらえや調理が必要ないので、忙しいときにも大活躍します。
そんなサバ缶を使った簡単アレンジ「サバ味噌ポテトチーズ焼き」をご紹介しましょう。
作り方はとっても簡単。耐熱皿に一口大に切ったじゃがいもを入れて電子レンジで加熱します。サバ缶を汁ごと加えてチーズをのせ、オーブントースターで焦げ目をつけます。最後にねぎを乗せたら完成です。
私が以前保育園で栄養士をしていたころ、子どもたちがあまり魚を食べてくれず、頭を悩ませていました。理由を聞いてみると「パサパサして飲み込めない」という声が意外と多かったんです。
サバ缶は、骨まで柔らかく加工してあり身もふっくら。とろっとしたチーズが身をコーティングしてくれるので、飲み込みやすくなります。骨とチーズで子どもの成長に欠かせない「カルシウム」も補給できますよ。
いろんな料理に大活躍!「魚肉ソーセージ」
鮮魚やサバ缶と比べると少ないですが、練り物でも魚の栄養を摂取できます。魚肉ソーセージはサラダやスープ、炒め物など、いろいろな料理に使えて便利。ウインナーの代わりにお弁当に入れるのもおすすめです。
最近はカルシウムやDHA、EPAなどを配合した商品が増えているので、そういったものを選ぶと効率よく栄養を摂取できますよ。
おすすめのアレンジは、レタスと目玉焼き、魚肉ソーセージを挟んだサンドイッチ。ボリューム満点で休日の朝ごはんにぴったりです。
パンには炭水化物、魚肉ソーセージと卵はたんぱく質、野菜には食物繊維やビタミンが豊富で、一度にいろいろな栄養素をとれますよ。
代用品で値上げラッシュを乗り切ろう!
魚にはたんぱく質やDHA、EPAなどの栄養素がたっぷりで、血管の健康や子どもの成長に欠かせません。鮮魚が高い時期は100均のサバ缶や魚肉ソーセージに頼って、節約しながら栄養満点な食卓を目指しましょう。