公衆トイレに入ったら…
私が中学生だったときのことです。友だちと公園で遊んでいて生理用ナプキンを交換したくなった私は、「ちょっとトイレに行ってくるから待ってて」と友だちに告げ、公園内の公衆トイレに向かいました。
ズボンのポケット入れていた新しいナプキンに交換し、「さあ、使用済みナプキンを捨てよう」と個室内を見渡したのですが……あると思っていた汚物入れ(サニタリーボックス)がどこにもありません。
ナプキンを捨てられずにオロオロ…
自分が入っていた個室を出て、隣の個室、さらに隣の個室を覗いても、汚物入れはありませんでした。手洗い場もチェックしましたが、トイレ内には汚物入れどころか、ごみ箱すらありません。この公園には、ごみを捨てていい場所はどこにもなく、ごみはすべて持ち帰らなければならないようでした。
「えぇ〜、ごみ箱がないなんて知らなかった! ナプキンどうしよう!」と私は焦りました。しかし、焦ってオロオロしていても、ごみ箱がないという状況は変わりません。かといって、トイレのどこかに知らん顔してナプキンを置いて行ってしまうのは気が引けます。
ポケットに隠し持つはめに…
私は「これ以上トイレから戻らないでいると友だちを心配させてしまうかも」と思い、苦肉の策で、使用済みナプキンを自分のズボンのポケットに入れて隠しました。
そして「ナプキンを替えたけど捨てられなくて困っていることが友だちにバレたら恥ずかしい!」と思いながら、何食わぬ顔をして「お待たせ〜」と、友だちの元に戻ったのでした。
その後は、友だちと話したり遊んだりしながらも、「ナプキンを隠し持っていることがバレないかな……」とヒヤヒヤしていました。幸いにもバレずにその場を乗り切ることができ、ホッとしたのを覚えています。
中学生のとき、生理中なのに公衆トイレにごみ箱がなかったため、使用済みナプキンをポケットに隠して持ち帰った私。「ナプキンを隠し持っているのがバレたら恥ずかしい! どうしよう!」とヒヤヒヤしました。この苦い経験から、公衆トイレを使う際はごみ箱があるかチェックするのが習慣になりました。
著者:ココロナナコ/2020年生まれの4歳男児、2024年生まれの0歳の男児を子育て中の30代ママ。夫と4人暮らし。学習面やコミュニケーション面などに困難を抱える子どものための療育施設で指導員として10年勤務。
作画:モリナガアメ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年6月)
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
-
「暑いから脱ぐわ。持ってて」彼が突然上着を渡してきて…彼の行動の意図とは?
-
ずっと気になっていたトイレ奥の「謎の箱」。初めて開けてみると…衝撃の光景に呆然
-
「大丈夫…?」川で水遊びをしていた私⇒気がつくと下半身が大惨事になっていたワケ!