里帰り出産のメリット・デメリットは?いつまでに里帰りすればいい?

2018/07/13 19:00
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この記事では、里帰り出産について解説します。里帰り出産はメリットもありますが、デメリットもあるため、あらかじめそれぞれを把握しておく必要があります。
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助産師REIKO

里帰り出産に向けて帰省する妊婦さんのイメージ

 

里帰り出産とは、今住んでいる地域ではなく、自分の実家に帰り、実家の近くの産院で出産することをいいます。ここでは、里帰り出産のメリットとデメリット、また里帰り出産する場合はいつまでに里帰りする必要があるかをお伝えします。

 

里帰り出産のメリット

・育児の先輩である母が近くにいることで、身体の変化など、妊娠後期、産後の不安などを相談できる

・妊娠後期、おなかが大きくなってきてスムーズにできなくなってくることをサポートしてもらえる

・産後、料理や掃除などの家事をサポートしてもらい、赤ちゃんのお世話だけに専念できる

・産後の身体の回復に必要な期間、実家で過ごすことで身体を休めることができる

 

などが挙げられます。

 

里帰り出産のデメリット

・妊娠後期、産褥早期の移動により、母子に負担がかかる可能性がある

・妊娠期からの一貫した健康管理や指導を受けにくい

・里帰り先の産院に関する情報が間接的で不足しがち

・夫、子どもと離れて過ごすことから、新しい家族としての機能が早期に確立しにくい

・母親が自宅に戻ってからの生活に適応しにくい

 

などが挙げられます。

 

夫とこまめに連絡をとったり、上の子は産前から少しの時間だけでも一時保育を受け入れている保育園があるかなど、事前に確認してママの負担を少しでも軽くしておくといいでしょう。

 

いつまでに里帰りすればいいの?

産院の分娩予約は、妊娠がわかり、母子手帳をもらった5~6週(妊娠2カ月ごろ)から受け付け可能な場合が多いです。ただし、電話などで予約するのではなく「分娩予約は妊婦健診をおこなったとき」という産院が多いので、一度里帰り先の希望の産院に、電話で事前に連絡してみることをおすすめします。

 

里帰り出産には、現時点で通っている産院からの紹介状が必要です。それともう一点、母子手帳をもらった際に渡された市区町村から発行されている補助券があると思います。こちらは、基本的には他県では使えないことがほとんどですが、里帰り後の実家近くの産院にも補助券を持っていくことで、産院によっては、各市区町村と提携して、他市区町村の補助券を有効にしてくれるところもあります。

 

健診時の領収書や、未使用の補助券など必要書類を提出することで、一部返金してくれる自治体もありますので、忘れずに持っていくようにしましょう。地域により差がありますので、ご自分の市区町村や自治体にご確認ください。里帰り後の産院には、紹介状、母子手帳、補助券、保険証が必要です。

 


医療短期大学専攻科卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

 

※参考:ベビーカレンダー「里帰り出産はいつから準備する?メリット・デメリット、手続きや産院の予約の時期を解説」〈 https://baby-calendar.jp/knowledge/pregnancy/950 〉

 


里帰り出産したママたちの体験談

里帰り出産に向けて荷造りをしている妊婦さんのイメージ

  • 私の初めての出産はやはり未経験のことなので、いざというときに冷静に対処できるかとても不安でした。その点、出産経験者である母が常に家にいたことで、いつどのようにお産が始まってもサポートしてもらえるという安心感がありました。一方で、里帰り出産にはデメリットもあったと感じています。実家を出てから何年も経ち、私も両親もそれぞれの生活ペースができあがっていたため、24時間同じ屋根の下で過ごすことに息が詰まると感じることもありました。また、母も産前産後の計2カ月ほど経つと、さすがにちょっと疲れた様子で、母の負担を減らすべきだったと思いました。実家がど実際にどの程度のサポートが可能なのかということも加味して検討したほうがよかったと思いました。また、助かるという面だけでなく、お互いに何かと気を遣う面もあるということを念頭においておくべきでした。しかし里帰り出産は、自分もこうして母に産んでもらい、育ててもらったのだなと実感する貴重な機会でもありました。いつか自分が娘の出産を手伝う日も来るかもしれないと思うとなんだか不思議です。(奥田美紀さん)
  • 里帰りをしたとたん、久々に心底「リラックス」できました。夫の両親と住んでいることもあり、知らずのうちに緊張している自分がいたのかもしれません。料理や洗濯など義母には頼みづらいことも実親であれば遠慮なく頼めます。無事出産を終え、実家で1カ月間過ごしました。初めての育児に戸惑い、体調が優れない日々が続きます。そんな私を心配して、両親は一生懸命に協力してくれました。母は食欲がなくても食べやすいカボチャスープを作ってくれました。ふだんなら買い物をしない父が、私のために好物の食べ物を買ってくる。私のためを思ってしてくれる気持ちが痛いほど伝わり、涙があふれてきました。育児の不安なことを素直に聞けるのも里帰り出産のメリットでした。3人の子どもを育てた実母のアドバイスは心強いもの。しかし決まって発する母の言葉は「神経質にならなくても子どもは育つもの!」でした。あまりアドバイスになってない……と当時は思いましたが、今思えば母が言っていたことも多少分かるなと思いました。あれこれ悩んでいるうちに、子どもはすくすくと成長していったからです。里帰り出産で「両親はかけがえのない存在」であることを、改めて思い知らされました。私の一番の理解者であり、素の自分を見せられる唯一の存在でもあることを。自分にしてもらったことへの感謝の気持ちを忘れずにいたいです。(田中由惟さん)

  • 里帰り出産をすれば実家に頼れるので快適だと思っていましたが、楽なことばかりではありませんでした。自分の住んでいるところで交付された妊婦健診の補助券は、里帰り先では使えませんでした。そのため、健診費用は自己負担してから、出産後に申請をして差額をもらうという流れに。自己負担だと、1回の健診で約5,000円から8,000円くらいかかるので、私にとっては痛い出費でした。自治体によって、健診の補助額や回数、届け出の仕方も違うと思うので、事前に確認しておけばあわてずに済んだのにと感じました。里帰り先で使っていた育児グッズなどを、自宅へ帰るときに移動させるのも大変でした。赤ちゃんと私の服や日用品だけでも荷物が多く、とくにバウンサーやベビーカー、ベビー布団など、大きいものもあったので、車にすべて詰め込むことができずに宅配便で送りました。また、自宅へ戻ってからは、荷物をほどいて、整理し直すことも産後の体にはこたえましたし、パパが抱っこすると子どもが泣くようになっていたので、育児を手伝ってもらいにくくなってしまいました。里帰り出産をしたほうが楽だと思っていましたが、なかにはデメリットもありました。とくに、パパと赤ちゃんのコミュニケーションの頻度を増やす方法など、もっと考えておけばよかったなと感じています。(山口茜さん)​

 

里帰り出産の場合、帰省後は気心の知れた家族に囲まれてリラックスできた方もいれば、久しぶりの家族と暮らすことにストレスを感じた方もいるようですね。ご家族や旦那さんとよく話し合ったり、メリット・デメリットを把握してしっかりイメージしたうえで、里帰り出産をするかしないかを決められるといいですね。


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