すると、衝撃の言葉が返ってきたのです――。
息子の入院を伝えた際の、義母の返答
退院時にとても悲しい思いをしました。生まれて5時間後、新生児一過性多呼吸で息子のみ総合病院に搬送され、NICU(新生児集中治療室)にしばらく入院することになりました。
退院時には、義母と義父が迎えにくると言ってくれていたので、私は義両親が私と息子の退院を待ち望んでくれているように感じ、うれしく思っていました。
しかし、息子が入院して一緒に退院しないと告げた途端、義母から思いもよらない連絡が……。
それは、「赤ちゃんが一緒じゃないなら私たちは迎えには行かない」「夫と2人で帰りなさい」と言うもの。なんだか嫁である私のことは心配してくれていないんだなと、とても悲しく感じました。この言葉が忘れられず、息子が退院したあともしばらく義母や義父に息子を会わせたいと思えませんでした。
義父母の対応はショックでしたが、数日で無事に息子が回復し、退院できたのでよかったです。今は、できるだけ義父母の言葉は忘れようと思っています。そして、息子が入院したことで、出産時は母子ともになにがあるかわからないというのを身に染みて感じた私。3人目の出産時は夫と2人でしっかり話し合って、あらゆる想定をしたうえで、事前にいろいろ決めておくことができました。
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新生児一過性多呼吸は、赤ちゃんの肺の中に水分が残っているために呼吸が苦しくなる病気です。出生直後から数時間以内に呼吸の回数が多くなり、うなるような呼吸などがみられます。初めて聞く病名や苦しそうな呼吸に、ママやパパは不安になってしまうかもしれませんが、ほとんどの場合、予後は良く、保育器内での酸素投与によって数日以内に症状が改善します。ただし、まれに人工呼吸器での管理が必要になる場合も。新生児一過性多呼吸と診断されたら、主治医の指示に従い適切な治療をうけましょう。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:西村花子/20代女性/1歳の娘、3歳の息子、5歳の娘を育てるママ。フルタイム会社員。夫とは高校生のころから付き合って6年で結婚し、現在結婚6年目。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年7月)