この秋、比較的価格が安定しているのは「小松菜」
教えてくれたのは・・・野菜の目利きのプロ、本多 諭(ほんださとし)さん
大田市場で野菜の仲卸業を70年以上営む、家業の株式会社大治(だいはる)に入社。平成28年に代表取締役社長に就任。
青果物の流通のプロとして産地の開拓など「質の良い野菜」にこだわり、旬野菜やトレンド野菜についても広い知見の持ち主。野菜の目利きのプロとしてメディア取材も多数経験。
この秋、小松菜が推し野菜のワケ
本多 諭さんに、この秋に小松菜がおすすめの理由と、見分け方を聞いてみました!
小松菜の旬は9月~12月といわれていますが、実は年間を通じて収穫でき、安定して流通しているため価格面でも栄養面でも優秀な野菜です。 台風で多くの葉物野菜がダメージを受け、軒並み価格高騰中ですので、この秋の葉物野菜は小松菜を食卓に取り入れることをおすすめします。(本多さん)
おいしい小松菜の見分け方
①葉の緑色が濃く鮮やかで葉そのものが肉厚でみずみずしくピンと張っているもの、茎が太くしっかりしているものを選びましょう。
②葉脈が発達しすぎていると歯ざわりが悪いので、できるだけやわらかいものがよいです。根がしっかりと長いものは生育のよいものです。(本多さん)
なるほど、葉だけでなく、茎や根もそれぞれチェックするのがポイントなのですね!
おすすめの食べ方はサラダ!
シュウ酸が少ないのでえぐみもなく、さらに生のままだとビタミン類などの栄養価をまるごととることができます。火を使わずに時短になるので忙しいときにも重宝します。小松菜の生のしゃきしゃき食感をぜひ楽しんでください。(本多さん)
小松菜レシピ「小松菜と厚揚げのあえサラダ」
画像提供:キユーピーサラダファーストプロジェクト
最後に、キユーピーさんがおすすめする、「小松菜」を使った時短レシピをご紹介します!
一皿で主役級のレシピなので、ボリューム&満足感も得られます。
材料(2人分)
- 小松菜...2株(68g)
- ひじき...2g
- 厚揚げ...1/2枚(100g)
- にんじん...30g
- キユーピー 深煎りごまドレッシング...大さじ2
作り方
- 小松菜は食べやすい長さに切る。
- ひじきは水でもどして、さっとゆでる。
- にんじんは皮をむき、せん切りにする。
- 厚揚げは1.5cmの角切りにし、油をひかずに熱したフライパンでこんがり焼く。
- ボウルに①〜④を入れ、ドレッシングで和える。
小松菜は火を通して食べることが多いですが、生でサラダにも大活躍するようですね!
ぜひ、選び方とレシピを参考に、おいしい小松菜を召し上がってみてはいかが?