しいたけの軸は捨てずに美味しく
今回紹介するのは、BSテレ東『和田明日香とゆる宅飲み』で料理研究家・和田明日香さんが披露した「しいたけの軸炒め」。
しいたけは石づき(かたい部分)を取り除けば、すべて食べられるんです。
しいたけの軸には、栄養が豊富に含まれており、旨みもたっぷりなのだとか。今まで食べていなかったのが、何だかもったいないくらいですよね。
この「しいたけの軸炒め」は、軸をさいて炒めるだけの簡単レシピ。特別な調味料は必要なく、家にあるバターやポン酢、黒こしょうだけで仕上がるのが嬉しいポイントです。
少量だと調理しにくいため、軸が余ったら、その都度保存袋に入れストックしておくのがおすすめ。
冷凍すれば約2か月は保存できるので、しいたけをたくさん使ったときには軸だけストックしておくのも賢いアイデアですね。
和田明日香さん「しいたけの軸炒め」の作り方
材料(2~3人分)
- しいたけの軸…8個分
- バター…10g
- ポン酢…大さじ1~
- 黒こしょう…適量
軸の太さや長さによって、調味料の量を調整してくださいね。特にポン酢の加減で味わいが大きく変わるので、好みに合わせて加減しましょう。
作り方①軸をさく
しいたけの軸を細かくさきましょう。こうすることによって、食感が出るとのこと。
今回、初めて軸をさいたのですが「さけるチーズ」のようで、クセになりそうでした。包丁を使わないため、子どものお手伝いにも良さそうです。
作り方②フライパンで炒める
フライパンにバターを熱し、①を入れてしっかり炒めてください。私は、火が通ってほどよくしっとりするまで炒めました。
作り方③味付けする
最後にポン酢と黒こしょうをかけて器に盛りましょう。
【実食】手が止まらない絶品おつまみ
なんだか、きんぴらごぼうのような見た目。やわらかさもありつつ、シャキシャキっとした歯ごたえもあって面白い食感です。
何よりびっくりしたのが、しいたけの旨みが濃いこと。いつも食べているカサの部分よりも旨みがギュッと凝縮されているような濃厚な味わいです。
ポン酢の酸味、リッチなバター、ピリリとした黒こしょうが旨みを引き立てていて、よいおつまみ。ビールも進みまくるでしょう。
量があまりないためメインとしては難しいものの、最高に輝く副菜です。冷蔵庫に常備しておけば、あと一品欲しいときやちょっとしたおつまみにも大活躍。
これからは、しいたけを使うたびに、このレシピで楽しむことを決めました。
せっかくなので、相性の良さそうなものと合わせてみましょう。
アレンジ①混ぜ込みおにぎり
お酒に合うものはご飯にも合うのが鉄則。おにぎりにしました。
具として入れるよりも、ご飯にしっかり混ぜ込んで握るのがおすすめ。しいたけの旨みとバターの風味が全体に馴染んで、絶品おにぎりが味わえます。
黒こしょうが香り、どこか洋風の新しい味わい。一口、また一口と食べ進めてしまうクセになる味で、コンビニに売っていたら、間違いなく買ってしまうでしょう。
ふりかけとして、ご飯と混ぜて食べるのもありです。
アレンジ②チーズのせ
黒こしょうの味わいが合いそうと思い、チーズの上にのせてみました。
すると、あら不思議!口に入れると、カルボナーラ風になったではありませんか。
やわらかいチーズに歯ごたえが生まれて、しいたけの濃厚な味わいと見事なコラボレーション。
ビールにはもちろん、赤ワインにも合いそうな風格です。
軸まで絶品のしいたけ
しいたけの軸を捨てている人!捨てるなら、私にください!と言わんばかりの美味しさ。
今まで積極的に食べていませんでしたが、調理することでこんなに美味しく味わえるとは驚きました。ぜひ、騙されたと思って作ってみてください。