子どもの様子が明らかにおかしい…
おかしいと思って熱を測ると、39度にあがっていました。様子を見ようかと思いましたが、その後もどんどん上がる熱に不安になり、子ども医療電話相談(#8000)に電話して相談を始めた直後、子どもが白目をむいてけいれんし、意識を失いました。思わず娘の名前を叫びながら気が動転してしまいましたが、電話先の医療従事者の方がとても冷静に対処法を伝えてくれました。
その後、再度けいれんがあったため、救急車にて救急外来にかかったところ、熱性けいれんでした。周りに子どもが熱性けいれんになったことがある親が何人かいて、その話も聞いていましたが、実際に自分の子どもの急変した様子を見て、このまま目を覚まさなかったら!? と動揺せずにはいられませんでした。
原因は、新型コロナウイルスやインフルエンザ、そのほかの強いウイルスなどではなく、風邪でした。まさか風邪でこんなことになるとは思っておらず、「ただの風邪」と思うことはよくないと痛感。さまざまな病気を他人事だと思わず、症状、対処法をきちんと把握しておこうと思いました。また、あのとき# 8000にかけていなかったら確実にさらに取り乱していたと思うので、迷ったときは自己判断せずに、専門家の話を聞くことが大切だと学びました。
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子ども医療電話相談(#8000)とは、休日や夜間にお子さんが急に体調を崩したとき、どう対処するべきか、救急病院へ連れていくべきなのかなどの相談ができる電話窓口です。厚生労働省によって全国でおこなわれている事業で、「#8000」をプッシュするとお住まいの都道府県の相談窓口に自動転送され、小児科医師・看護師からお子さんの症状に応じた適切な対処の仕方や受診する病院等のアドバイスを受けることができます。通話料はかかりますが、相談料は無料です。適切な対処をするためにも、番号を覚えておきたいですね。
著者:沼 さかな/30代女性・公務員
0歳と2歳の子どもを育てるママ。ワンオペ2年目にして、下の子の誕生&ひと月の育休により夫が育児に参加。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年10月)