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突然、頬に謎の発疹が!海外生活中に出現したイボの正体とは【体験談】

今から数年前、私は夫の仕事の都合で東南アジアの赤道直下の国に3年半ほど住んでいました。常夏の国に移住して1年ほど過ぎたころ、肌の様子に異変が。現地でも気にしてはいたのですが、しっかり治療しないまま帰国の途へ。それから3年が経過した現在の変化についてお伝えします。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師窪田 徹矢 先生

くぼたクリニック松戸五香院長。獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouYuberとしての情報発信もおこなっている。
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赤道直下の国で起きた肌トラブル

私は冷え性で、寒いのが大の苦手。子どものころは冬になると足にしもやけができていました。小学生のころは瀬戸内海沿岸に住んでいたのですが、温暖な地域と思いきや冬は割と積雪があり寒かったのを覚えています。真冬の時期は、テレビで全国の天気予報を見ると沖縄の最高気温22度がうらやましかったものです。「いつか年中夏の国に住むこと」が私の子どものころの夢でした。

 

数十年後ついに願いがかなったわけですが、これがまあ暑い。年がら年中33度。紫外線は日本より強く、日中は外で歩いている人はいません。服装もラフになり、ついついスキンケアもいいかげんなものになっていました。物価が高く、化粧品が高額だったこともスキンケアがおろそかになった理由の1つです。

 

慣れない異国の地に移り住んで1年がたつころ、ふと鏡を見ると、左の頬に直径5mmほどの赤い発疹のようなものができていました。当初ニキビの一種だろうと気にしなかったのですが、痛みやかゆみはないものの一向に治る気配がありません。ちょうどそのころ、子どもの足の裏にイボができて現地の皮膚科に通っていたので、私も一緒に診察してもらいました。

 

顔の発疹はイボだった

すると、私の頬にできたものもイボだということでした。除去するにはほくろ除去と同じような手術が必要とのこと。手術後は多少へこみが痕として残るということで、しばらく様子を見て手術をするかどうかを判断することにしました。

 

しかし異国の地で小学生と幼稚園児だった子どもの送迎や通院、家事など日々の雑事に追われ、なかなか自分のことまで考える余裕はありませんでした。そうして気になりつつも様子見をしていたのですが、1年後、頬の発疹は少し大きくなり、色も色素が沈着したような茶色へと変化。さすがに気になってまた皮膚科で診てもらうことにしました。

 

するとイボの大きさのせいか、今手術をすると痕が目立つかもしれないと言われ、子どもの足のイボと同じ液体窒素療法(主にウイルス性イボの治療に用いる凍結療法)で何度か治療するに留まりました。そうこうするうちに帰国することになり、現地での治療は終わりました。

 

 

紫外線が原因だった?

日本に帰国してから半年ほどして、現地で濃くなってしまった目の下のクマやシミが少し薄くなっているのに気が付きました。私は乾燥肌のため湿気のある現地の気候は良いと思っていたのですが、それ以上に強い紫外線の影響を受けていたのかもしれません。それとも帰国してからも飲み続けていた錠剤のヨクイニン(ハトムギの皮を除いた種で、肌荒れなどにアプローチする生薬)や、シミに作用するビタミンC製剤のおかげでしょうか。クマやシミが少し薄くなるとともに例のイボも徐々に小さく薄くなっていきました。

 

帰国後3年たった今では、触ると小さい膨らみはあるものの全体的に白っぽくなり目立たなくなりました。

 

まとめ

皮膚科のホームページで調べたところ、顔にできるイボにはウイルス性のイボか紫外線が原因の老人性イボがあるそうです。家の中で裸足で過ごしていると足の裏にイボができやすかった環境や、紫外線が強かったことを考えると、私の場合はどちらのイボの可能性もありました。

 

また、楽しく過ごしてはいたものの、慣れない海外では日々の生活や子どもの教育、家族の健康など心配ごとも多く、日本にいるときよりもストレスを感じていたのかもしれません。日本に帰って来てしばらくたった今、このまま様子を見てイボが自然消滅すると良いなと思います。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者:フジイノゾミ /小学生と中学生の子どもを育てる主婦。日々成長する子どもたちと反比例して、年々体力の衰えを実感している。40代半ばからの体の不調に向き合いながら、これから迎える50代を模索中。

イラスト/マメ美

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年10月)

 

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