こんにちは。離乳食インストラクターの中田馨です。離乳食に使えるだしはいろいろありますが、今日は、生後5~6カ月ごろ(離乳食初期)から赤ちゃんが食べられる「野菜だし」の作り方とそのレシピを紹介しますね。
野菜だしはいつから取り入れられる?作り方は?
離乳食はまずおかゆから始めますが、おかゆに食べ慣れ、野菜にもチャレンジして食べ慣れてきてから、野菜だしも取り入れてみましょう。
材料
キャベツ:30g
玉ねぎ:30g
にんじん:30g
昆布:10g
水:1L
作り方
1. 水、昆布、野菜を鍋に入れ、フタをして弱火で60分煮る
2. こし網でこして完成!
この野菜だしにささみを入れると「ささみだし」になります。ささみだしは生後7~8カ月ごろ(離乳食中期)から使えます。
野菜だしの保存方法
野菜だしを多めに作ると保存が必要になりますね。保存するときは、「粗熱が取れたら密封容器に入れること」「1週間で使い切ること」を守ってください。また、離乳食に使うだしなので、清潔な冷凍庫に保存することも大切ですね。
野菜だしを使った離乳食レシピ
生後5~6カ月ごろ(離乳食初期)「かぶの野菜だし煮」
かぶのうま味がシンプルにおいしいメニューです。
<材料>
かぶ ……10g
野菜だし ……100ml
<作り方>
下準備
・かぶを煮やすい大きさに切る
1.野菜だしでかぶを煮る
2.煮たかぶを裏ごしして、だしを加えてなめらかにする
生後7~8カ月ごろ(離乳食中期)「野菜だしのささみうどん」
野菜だしに鶏のささみを加えることで、さらにうまみがアップします!
<材料>
うどん ……50~60g
鶏ささみ ……10g
にんじん ……10g
小松菜(葉)……5g
野菜だし ……150~200ml
<作り方>
下準備
・うどんは下茹でしてみじん切りにする
・鶏ささみは筋をとる
・にんじん、小松菜は煮やすい大きさに切る
1.野菜だしでにんじん、小松菜・鶏ささみの順に煮る
2.1をみじん切りにする
3.鍋にうどんと2を入れ、さらにやわらかくなるまで煮る
生後9〜11カ月ごろ(離乳食後期)/1歳〜1歳6カ月ごろ(離乳食完了期)「トマトスープ」
トマトを加えるだけのシンプルなレシピです。
<材料>
トマト ……15g
野菜だし ……100ml
しょう油 ……0.5ml
<作り方>
下準備
・トマトは熱湯に入れて皮と種を取って5mmに切る
1.野菜だしでトマトを煮る
2.しょう油で風味をつける
野菜だしはシンプルなだしですが、そのシンプルさで食材そのものの味を楽しむことができます。離乳食に使うだしの定番のひとつにしてみてくださいね!
保育士で家庭的保育所経営。一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表。関東と関西中心に、離乳食インストラクター養成講座やママ向けに離乳食講義・料理教室を開催中。「かおりの“和の離乳食レシピ”blog」では1500以上の離乳食レシピを掲載中。