ほうれんそう、レンチンNG!?時短より"茹でる"がおすすめ
何かと忙しい夕飯どき、副菜は電子レンジ調理でパパッと作ってしまいたいのが本音ですよね!
筆者もよく時短目的で電子レンジ調理を取り入れているのですが、農林水産省はほうれんそうについて「電子レンジで調理せずにお湯で茹でることをおすすめします」とコメントしているんです。
ほうれんそうのえぐみのもとであるシュウ酸は水に溶けやすいので、茹で調理では簡単に取り除けますが、なんと電子レンジでの調理だけでは残ってしまうことがあるんだとか……!
そこで今回は、NHK『きょうの料理』で紹介された料理研究家・清水信子さんの「ほうれんそうのおひたし」を作ります!
電子レンジは使わずにしっかりと茹でて作る基本の「ほうれんそうのおひたし」は、覚えておけば副菜レシピとして大活躍してくれるはずですよ♪
清水信子さん 「ほうれんそうのおひたし」の作り方
材料(2人分)
- ほうれんそう…150g(1/2束)
- 削り節…適宜
【A】
- だし…大さじ6
- 薄口醤油…大さじ2
作り方①ほうれんそうは洗って、根元を水に5〜6分間つけてシャキッとさせる
ほうれんそうはざっと洗って土や汚れを落とし、根元のみ水につけて5~6分間おくと、シャッキリとします。
作り方② 根元の先と周囲を薄く削り、流水で根元を広げながらよく洗って汚れを落とす
根元の先と周囲を切り落とすのではなく薄く削り、太いものは十文字に切り込みを入れます。
流水の下で根元を広げながらよく洗い、汚れを落としておきましょう!
いつもほうれんそうの根元は切り落として調理していたので、この時点で筆者の普段の作り方とは違いがありました♪
作り方③沸騰したお湯にほうれんそうの半量を立てるようにして入れ、10秒間たったら葉のほうまで沈める
たっぷりの湯を沸騰させ、ほうれんそうの半量を立てるようにして根元のほうから入れましょう!
パスタのような感覚でほうれんそうを持ち、根元だけを約10秒間茹でたら葉のほうまで全体を湯に沈めます。
根元からだんだん色鮮やかになっていく様子がとても綺麗で、この工程はとても楽しいですよ!
作り方④ 再び沸騰して上下を返して茹でたら冷水で冷まし、水気を絞って残りのほうれんそうも同様に茹でる
ほうれんそうを全て入れ、再び沸騰したら上下を返して5秒間ほどおきます。
取り出したら冷水(分量外)にとり、水を2~3回取り替えて手早く冷ましましょう!
水の中で根元をそろえて束ねたら、ギュッと絞って水気を切ります。
根元を切り落としていないのでほうれんそうがバラバラにならず、束ねやすくてGOOD!
残りのほうれんそうも同様に茹でましょう♪
作り方⑤【A】を合わせてほうれんそうを30分間ほど浸し、3~4cmの長さに切って器に盛りつけたら完成!
広めのバットに【A】を合わせたら、先ほど水気を切ったほうれんそうを浸して30分間ほどおきます。
全体がつからなければ、途中で一度裏返しましょう!
30分おいたらほうれんそうを取り出して軽く絞り、半量に分けて根元のほうと葉のほうを交互にまな板に置いて3~4cmの長さに切ります。
切ったほうれんそうを器に盛り、削り節をのせたら完成です♡
味をつけるタイミングも普段の方法と異なる方は多かったのではないでしょうか。
えぐみゼロ!毎日作りたい和食副菜
鮮やかな緑色のほうれんそうがとっても綺麗な「ほうれんそうのおひたし」が出来上がりました。
ほうれんそうを根元と葉の部分で交互に盛り付けているので、色の濃いところと薄いところのコントラストが美しい〜!
根元を切り落としていないので盛り付けもしやすく、食べられる部分が増えるので一石二鳥ですね♡
丁寧に茹でたほうれんそうは、えぐみがなくだし汁が染み込んで透き通った味。
根元の部分もしっかりと削いで切り込みを入れているので、かたさや食べづらさは全く感じませんでした♪
まさに和食の見本のような優しい味わいで、毎日でも作って食べたいほどおいしいほうれんそうのおひたしです!
電子レンジよりこっち!ぜひ試してみて〜!
今回は、料理研究家・清水信子さんの「ほうれんそうのおひたし」を作りました!
えぐみのもとが残ってしまう電子レンジでの調理ではなく、しっかり茹でる調理方法でとても食べやすい仕上がりになりました♪
見た目も美しく、とびきりおいしい和食副菜なので、ぜひ献立に取り入れてみてくださいね。