記事サムネイル画像

「痛い痛い!」泣きながら目を覚ました息子の足が…冬の睡眠の落とし穴!急いで病院を受診した結果!?

寒い冬の夜、安眠できるように寝具を温めていたわが家。しかし、その温かさの中に潜む危険性を、私たち家族は痛感することになりました。5歳の息子を襲ったヒヤリ・ハットな出来事とは……!?

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
新着記事が配信されたら、メールやプッシュ通知でお知らせ!

悲痛な叫びとともに目を覚ました息子

冬の夜は、湯たんぽを愛用していたわが家。プラスチックの湯たんぽにお湯を入れ、足元に置いて暖を取っていました。私が寝るときは布団の外に蹴飛ばして、直接体に当たらないよう工夫していました。

 

ある日の夜、いつものように夫と当時5歳の息子が同じ布団で寝ていました。しかし朝になると、息子が「痛い痛い! 足が痛い!!」と泣きながら目を覚ましたのです。私が驚いて駆け寄ると、すねあたりが痛いと言いました。

 

私は夫の足が息子の足に乗ってしびれたのかと思いましたが、様子が違います。そして息子のパジャマをめくると、すね部分が赤く熱を持っていたのです。

 

 

低温やけどの恐ろしさ

まさかと思って布団をめくると、転がった湯たんぽが。その日の夜、夫と息子は2人並んで寝ていましたが、夫は湯たんぽを布団から出すことなくそのまま就寝。そして夫はねぼけて湯たんぽを蹴飛ばし、それが息子のすねに直接当たってしまったようでした。

 

湯たんぽを触るとぬるく、まったくやけどしそうにない温度。しかし、それがじわじわ息子のすねに当たり続け、低温やけどを起こしてしまっていたのです。

 

 

私は息子を連れてすぐに皮膚科を受診。幸い、やけどの程度は軽く、塗り薬を処方されて終わりました。それでも、低温やけどをしてからの数日は、歩くにも痛みを訴え、とてもつらそうでした。低温やけどの事故があってから、家では湯たんぽを使うことはやめ、電気毛布を使用するようにしました。そして、寝るときは必ず電源はオフにしています。

 

◇ ◇ ◇

 

湯たんぽのほかにも、床暖房やホットカーペット、こたつ、電気毛布、ホッカイロなど、冬に活躍する暖房器具や防寒グッズは、長時間皮膚に当てたり、使用中に寝てしまったりすると、低温やけどを引き起こすおそれがあります。特に乳幼児は皮膚が薄く、やけどが重症化しやすいため注意が必要です。

 

暖房器具や防寒グッズを使用する際は、必ず説明書を確認し、正しい使用方法・使用時間を守りましょう。また、暖房器具の電源を入れたまま就寝しないように注意し、寝具を温める場合は寝る前に必ず電源を切るか、寝具から取り出すようにしてください。

 

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者:新谷けご/40代女性。2013年生まれの娘、2015年早生まれの息子と夫の4人暮らし。年子育児に振り回されっぱなしの毎日です。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年12月)

 

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
  • \ この記事にいいね!しよう /
    シェアする

    • コメントがありません

  • 気になる記事をまとめ読み

    人気連載

    新着連載

    連載完結

    もっと見る

    注目記事を探す

    人気記事ランキング

    アクセスランキング
    コメントランキング

    お得な無料キャンペーン

    暮らしの新着記事

  • PICKUP

    他のテーマの
    記事を読む