産後1年経過しても泣いてばかりの日々
3人目が生まれてから1年以上、何をしても気分が晴れなくて何もしたくなく、体もだるく塞ぎ込んでしまう日が続きました。
夫は激務で日中はワンオペだったので、子どもの世話をひとりでしていると社会から断絶されたような絶望感を覚え、頻繁に泣いていた私。
同い年の出産経験がある友人たちに相談すると、「産後の肥立ちが悪いんじゃない?」「ひょっとして、うつ病なんじゃない?」と言われたため、しばらく自分で調べて、症状に合いそうな市販のサプリメントを購入し飲んで様子を見ることに。
しかし状況はまったく変わらなかったため、産婦人科を受診してみることにしました。
産婦人科を受診すると予想外の診断結果が!?
産婦人科は出産して以来の受診でしたが、ベビールームが完備されていたため、1歳になって間もない子どもも退屈せずに一緒に待つことができました。
先生は「いつから症状が出ていたのか」「どんなふうに塞ぎ込むのか」「生理の再開はいつか」などの丁寧な問診をはじめ、体の状態について詳しく検査と診察をしてくれました。
先生から診察の結果を伝えられたのですが、私の病名はなんと「プレ更年期」。まだ30代なので、その診断名を最初は受け入れられませんでした。しかし、これから本格的な更年期を迎えるに当たり、ホルモン量の変化や体の状態が変わり始める準備をしており、うつっぽい症状も現れたのではないかと先生から丁寧な説明を受けました。
そして私が自己判断で買ったサプリメントは自分の体の状態には合っていなかったことも説明され、漢方薬を処方してもらい、3カ月後に再診となりました。
病院で処方された漢方薬を飲んで1カ月ほど過ごすうちに、気分が塞ぎ込むことはなくなり、体調も良くなりました。3カ月後の再診でもこのまま漢方薬で様子を見ましょうと言われ、自分がどうして受診したのかわからなくなるほどの良い変化を感じました。
まさか30代でも更年期症状が出ることにびっくりしましたが、今後は子どもたちのためにも自分の体のことは大切にし、不調があったら早めに病院へ行き相談しようと思った出来事でした。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:小川 朝美/30代女性。2015年男児・2017年男児・2019年女児の育児をしつつ、医療技術職として働くママ。子育て経験談や趣味について執筆するライターとしても活動中。電車大好きな息子たちの健忘禄として鉄道ブログも執筆している。
イラスト:ななぎ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年10月)