こんにちは。保育士の中田 馨です。夜中にぐずぐず泣き出して、なかなか寝てくれない。赤ちゃんの夜泣きが始まると、ママの疲労感はピークになることもありますね。今日は、そんな赤ちゃんの夜泣きについてのお話です。
どうして赤ちゃんは夜泣きをするの?
夜泣きが始まると、抱っこしても、おっぱいを含ませても嫌がってのけぞって、なかなか泣き止んでくれず、パパもママも困ってしまいますね。「夜泣きは一時的なことだよ」とよく言われると思いますが、ママにとっては今がつらいので「いつまで続くんだろう……」と不安になってしまいます。
夜泣きというのは、一般的に生後6カ月~1歳半ごろの赤ちゃんが、はっきりとした理由がなく夜中に泣くことをいいます。「はっきりした理由がない」ということですので、どうして夜泣きをするかははっきりわからないのですが、睡眠リズムや発達に原因があるともいわれています。
月齢が低いときは、昼夜の区別がつかず「寝て起きる」を繰り返しています。そして昼夜逆転してしまうことがあります。また、赤ちゃんの脳は目まぐるしく発達しています。起きているときに受けた刺激を寝ている間に処理しているので、それが夜泣きにつながることもあるようです。
夜泣きをしたときにママができる対応
慌てず深呼吸をしてゆったり対応
赤ちゃんが夜中に泣き出すと、とにかく「泣き止ませなくちゃ!」という思いで必死になってしまいますよね。赤ちゃんが泣き出したら、まずは慌てず深呼吸です。ママが慌てると赤ちゃんに伝わってしまいます。心を落ち着かせることから始めましょう。
生理的欲求は満たされているかを確認
おなかが空いていないか? おむつは汚れていないか? など、生理的欲求が満たされているかを確認しましょう。暑くて汗をかいている、もしくは逆に寒くて寝ることができないこともありますので、室温や衣服の調節もしてみましょう。
抱っこで安心させる
赤ちゃんを抱っこしたり、体をさすってあげて安心させましょう。「どうしたのかな?」「ママがいるよ。大丈夫だよ」などと声をかけながら、赤ちゃんの体を触って安心させてあげることも大切です。ママの心臓の音を聞くことで安心する赤ちゃんもいます。
赤ちゃんが安心するものを与える
赤ちゃんが安心するものはありますか? タオル、ぬいぐるみなど、赤ちゃんお気に入りの安心するアイテムを持たせてみましょう。赤ちゃんによってはものではないことも。ちなみに私の息子は私の小指を触って落ち着いていました。
夜泣きとの向き合い方
自分を責めないこと
ママが夜泣きの原因ではありません。夜泣きは多くの赤ちゃんにあることですので、自分を責めないようにしましょう。
昼間に休憩を
夜泣きで寝ることができなければ、昼間に休憩をしましょう。赤ちゃんがお昼寝しているときに一緒に寝るなどしましょうね。
赤ちゃんと一緒に布団に入る
夜泣きのときだけではなく、子育てをしている期間は赤ちゃんと一緒に布団に入ることをおすすめします。家事などが残っているとは思いますが、一緒の時間に寝て朝早く起きると、とてもリズムよく1日がスタートします。また、早い時間に寝ると、赤ちゃんが夜中に起きたとしてもある程度の睡眠がとれているので、赤ちゃんと向き合うときの気持ちに余裕ができます。
生活リズムを整える
生活リズムを整えてみましょう。朝はカーテンを開けて赤ちゃんを起こしましょう。昼間はお散歩に出るなど、よく遊ばせます。そしてお昼寝もリズムよくおこないましょう。そして、20時台に布団に入りましょう。
パパにも協力を
夜泣きに向き合うのはママだけではありません。パパとも協力しましょう。平日仕事のパパには、金曜日と土曜日は夜泣きをしたときの寝かしつけを頼む、帰ってくる時間の調整をしてもらうなど、できることを夫婦で話し合ってみましょう。
今回お話ししたこと、すべてをやるのは大変です。まずはできそうなところからチャレンジしてみてくださいね。