医者から衝撃の診断結果が…!
私は、産後里帰りはせず、家族3人でなんとか生活していました。息子は私たちにとって初めての子ども。毎日わからないことだらけの育児。特に新生児期は、幼さ故の心配が尽きませんでした。
そんな中、息子が生後1カ月となったある日、息子を昼寝させて私たち夫婦はリビングにいました。すると突然息子が寝ている部屋からゴンゴンと音が……。気になり様子を見に行ってみると、すやすやと寝ている息子。そのまま様子を眺めていると、寝ているはずなのに手や足をビクビクと動かしていて、その足が壁に当たっていました。その音がリビングにまで響いていたのです。息子がけいれんしている……!と思った私は、念のため動画を撮影。夫も息子のいつもとは違う姿に不安そうです。
急いで小児科を受診して、お医者さんに状況を説明し、動画も見てもらいました。すると医師は「これは……モロー反射ですね!」とひと言。夫婦そろって「……モロー反射?」と頭にハテナが浮かびます。モロー反射とは、大きな音で驚いたときや体のバランスが崩れたときなどに見られる原始反射の1つで、新生児期からよく見られ、どんな赤ちゃんにもよくある症状だそうで、環境によって強く出ることもあるのだとか。おそらくその日、リビングで見ていたテレビの音や私たち夫婦の笑い声が寝室に響いて、その音に反応していたのかもしれません。ちょうど体重も増えてきたころなので、いつもより力強く、大きくけいれんしているように感じたのだと思いました。帰ってから、産院でもらった「新生児」の冊子を開くと、モロー反射についてしっかりと書いてあります。産院でもきっと説明を受けたはずなのに、すっかり忘れていたのです。
けいれんだと思った症状が反射行動だとわかり、なんとも恥ずかしい気持ちになりました。しかし、お医者さんは「気になることがあったら、いつでも来てください」とやさしい対応。「受診するかどうか迷ったら、自治体が設置している小児救急電話相談を利用してもよいですよ」と案内もしてくれたので、とても感謝しています。今回は結果的に問題ありませんでしたが、子どもがいつもと違う様子だったときにどう行動すべきか、夫婦であらかじめ確認しあっていたほうがよいと感じた出来事です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:谷口ひかり/30代・ライター。1歳の男の子を育てるアラサーママ。意思表示ができるようになった息子は、地面に転がり今日も泣いている。初めての育児に奮闘中。毎日の楽しみは寝かしつけ後の晩酌。
作画:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)
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