ふわふわの焼き飯
NHK『きょうの料理』で料理研究家・土井善晴さんが教えてくださった「しらすの焼き飯」は、ご飯を炒めるというより、焼き付ける作り方のようです。
家庭で作るコツを学習して、“パラリとやさしい焼き飯”をマスターしたいと思います。
土井善晴さん「しらすの焼き飯」の作り方
材料(2人分)
- 卵…2コ
- 冷やご飯…300g
- 釜揚げしらす…50g
- ねぎ (白い部分)…1本分(100g)
- サラダ油…大さじ2
- 塩…適宜
- しょうゆ…小さじ1
- 湯…大さじ1~2
釜揚げしらすとは、かたくちいわしやまいわし、うるめいわしの稚魚を塩水でゆでたものだそう。
乾燥の度合いによって、堅さが異なり、干したものが「しらす干し」、さらに乾燥させたものが「ちりめんじゃこ」なんですって!改めて教わって、なるほどーそういうことだったのね、となりました。
作り方①材料の準備をする
ねぎはじゃばら切り(ねぎの表裏に、斜めに浅く細かい切り目を入れる)にしてから、小口から粗く刻みましょう。
卵はボウルに溶きほぐしておきます。
作り方②ご飯を炒め始める
フライパンにサラダ油を中火で熱し、卵を入れ、すぐに冷やご飯を加えて焼き炒めます。
やたらに混ぜないで、ご飯を広げて待ち、焼き色がつけば、鍋返しをして、広げて待ちます。
また、焼き色がつけば、返し、これを繰り返していきましょう。
ご飯一粒一粒に焼き色をつける、という気持ちで作ると、粘らずパラリとした焼き飯ができ上がる、とのこと。たっぷりめ、大さじ2の油の量もポイントなんだろうな。
ちなみに今回は、フッ素樹脂加工のフライパンを使用して作っています。
作り方③しらすを加える
釜揚げしらすを加え、さらに焼き炒めます。
しらすの塩気でうっすら塩味はつきますが、味見して物足りないようなら塩を適宜加えましょう。わたしは ふたつまみほど投入しました。
作り方④ねぎを加えて仕上げる
ねぎを加えてまた炒め、しょうゆを加えて仕上げていきます。
この時点で、かなりしっかり焼き炒めているため、ご飯粒の表面がガサガサと堅くなっているはず。
最後に湯を入れて蒸らし、ふんわり感を戻していきましょう。
時間をかけて(10分間程度)炒めると芯まで熱くなって冷めにくく、いい湯気がたつということでしたが、ちょっと長かったかなと思いました。今回の場合5分くらいで良かった気がします。
お米の水分量などにもよると思われるので、フライパンの中をよく観察するのが大事でしたね。
ふわパラの焼き飯!
出来立てを味見してみましたが、本当にふんわりパラリ!これわたしが作りましたか?と、惚れ惚れとする焼き飯に仕上がりました。
今回は、お弁当に入れてみることに。冷めてもおいしいか不安だったのですが、家族の反応は「最高に美味しかった!」という感想と笑顔でした。
お弁当に焼き飯を入れることはあまりなかったので、開けてみてびっくりしたようです。温かい状態で詰めても、わっぱならいい具合に水分調整をしてくれるのでおすすめです。
家で出来ること
「火と戦わず、仲良くする」という土井先生の言葉、とても勉強になりました。
家庭用のコンロで料理する毎日なのだから、火力の強いコンロがないと考えるのではなく、今ある設備を可能な限り活用することを考える方がいいのですよね。ほんと。
これからは我が家でご飯を炒める時はこの方法を順守しようと決めました。
皆様もぜひお試しくださいね。