大葉をふんだんに使ったしそジェノベーゼとは?
今回挑戦したのは、BSテレ東『和田明日香とゆる宅飲み』で、料理研究家・和田明日香さんが紹介した「しそジェノベーゼ冷ややっこ」です。
大葉の生産には貢献していないものの、消費量をぐんと引き上げていると自負する私ですが、ジェノベーゼ風ソースを作るのは初めて!
一口食べた瞬間、宮崎県民であることになぜか誇らしさすら感じた絶品レシピを、ぜひシェアさせてください。
和田明日香さん「しそジェノベーゼ冷ややっこ」のレシピ
材料(2〜3人分)
・木綿豆腐…1丁
・にんにく…1片
・大葉…30枚
・粉チーズ…大さじ3
・白練りごま…大さじ1
・塩…小さじ1/4
・オリーブオイル…50ml〜80ml
・ミックスナッツ(塩味)…適量
・しょうゆ…少々
作り方①豆腐とにんにくの下準備をする
木綿豆腐は水気をしっかりと切っておきます。にんにくは、みじん切りにしておきましょう。
作り方②しそジェノベーゼを作る
フードプロセッサーに、大葉とにんにく、白練りごま、塩、粉チーズを入れます。オリーブオイルを少しずつ加えて、滑らかになるまで撹拌しましょう。
作り方③盛り付ける
豆腐を盛り付けて、②で作ったしそジェノベーゼとしょうゆをかけます。粗く砕いたミックスナッツを、仕上げにトッピングしたら完成です。
【実食】大葉の旨みが詰まったソース×豆腐のお味は?
見た目にもインパクト大の冷ややっこ。
早速食べてみると、大葉の爽やかな香りが首から上の器官という器官に広がり(?)、口の中には優しい和の風味がじんわりと溶け込んでいきます。
大葉のほろ苦さが、練りごまや粉チーズのコクと組み合わさることで、角が取れてまろやかに。
素朴な味わいの木綿豆腐に、香り豊かなしそジェノベーゼがしっとりと馴染み、どの材料が和と洋の橋渡し役をしているのかよく分かりません。つまり、全てが絶妙な塩梅。
オリーブオイルの風味ももちろん感じますが、フレッシュな大葉の風味にちょっと押され気味な気がしました。
ナッツの食感もスルーできません。
ここだけの話、砕く際にポリ袋に入れてフードプロセッサーの蓋でエイエイと叩きのめしたんです(フードプロセッサーもそんな砕き方をする日が来るとは思わなかったはず)。
しかし、香ばしさとカリッとクリスピーな食感は健在で、ちょうど良いアクセントに。豆腐のやわらかな食感とのコントラストが楽しく、最後まで飽きずに食べられましたよ。
暑い日に特に食べたい、涼やかで贅沢な一皿なので、これからの季節にぜひ作ってみてください!
しそジェノベーゼを他の料理に活用!
ジェノベーゼが余ったので、自己流アレンジをしてみました。
まずは、和風カプレーゼ!カプレーゼの主役ともいえるモッツァレラチーズの代わりに、水切りした絹ごし豆腐を使用しています。
スライスしたトマトと大葉、絹ごし豆腐を交互に並べて、しそジェノベーゼをかけるだけで完成です。
しっかりと水切りした絹ごし豆腐のクリーミーな食感と大葉の爽やかな風味が合わさり、深みのある味わいに。彩りも綺麗なので、食卓がパッと華やぎそうですね。
お次は、ブルスケッタ風!
カットしたボイルえびとミニトマトをしそジェノベーゼで和えて、トーストしたバゲットにのせました。
にんにくの風味がミニトマトの酸味とマッチして、まさにブルスケッタのような軽やかな味わい。
そこに大葉のほろ苦さとえびの旨みがプラスされ、奥行きのある味わいに仕上がっています。
本当に絶品で、足をケガしていたのにもかかわらずお尻で歩いてワインを取りに行ったほど(グ、グラスが遠い……)。
パスタソースやソテーのソース、ドレッシングにも使えるそうなので、しそジェノベーゼは多めに作っておいて損はありませんよ!
大葉の大量消費にもぜひお試しあれ!
大葉の爽やかな風味がぎゅっと詰め込まれたしそジェノベーゼは、豆腐に合うのはもちろんアレンジの幅も無限大。
大葉はバジルよりも手に入りやすいと思うので、ぜひ挑戦してみてくださいね!