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夫のたばこを1歳の息子がパクッ「ゴミ箱に直接捨てるなって言ったのに!」仕事中の夫に電話した結果…

夫は結婚前から喫煙者。妊娠中や出産後に禁煙を提案しましたが、応じてくれませんでした。そして、息子が生まれてからもたばこをやめてくれず、キッチンの換気扇の前で吸うのがいつものルーティンです。副流煙が1歳の息子によくないので、せめてもと思いルールを決めていたのですが、とうとう大事件が起きてしまうのです……。

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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夫の不注意で息子が危険な目に…

私は、「すぐにゴミ袋に入れると息子が触る可能性があるから、吸殻は灰皿に溜めて絶対に息子の手が届かない場所に置いてね。ゴミ捨ての直前にゴミ袋に入れて、ゴミステーションに捨てに行って」とルールを提案。夫は「めんどくさいなぁ」と言いながらも守ってくれていました。

 

しかし、息子が1歳を過ぎたある平日のこと。昼食後の片づけをしていた私のそばで遊んでいた息子がしばらくすると静かになり、気になって見てみると驚きの光景が! なんと、息子がゴミ箱につかまり立ちをして、中からたばこの吸殻を取り出して口に入れていたのです! 足で踏んでフタを開けるタイプのゴミ箱だったのですが、息子がふいに踏んでフタが開いてしまったようです……。大慌てで口から取り除きましたが、ボロボロになった吸殻が出てきて愕然としました。

 

かかりつけの小児科は午前の受付終了間近で、家から歩いて15分以上かかる場所にありました。どうしたらいいかわからなかった私は小児科に電話し、事情を説明。ご厚意で診ていただけることになり、全速力で小児科に向かいました。取り除いた吸い殻を見せたところ、先生からは「吸殻を見る限り、万が一飲み込んでいたとしてもごく少量なので、このまま様子を見ましょう。ただし、少しでも体調に変化があればすぐに救急車を呼ぶように」と言われ、念のため、受診後1時間ぐらい院内で過ごすことに。幸い息子に体調の変化はなく、大事に至らずホッとしました。

 

しかし、夫がルールを守らなかったせいで息子が危険ない目にあったことに私は怒り心頭です。仕事中の夫に電話をして、夫が出た瞬間「いい加減にしてよ! あなたのせいで、息子くんがゴミ箱からたばこを取り出して食べたのよ! なんでルール破ったの!? 命に関わる大変なことになるかもしれなかったじゃない! 父親にもなってルールも守れないなら、もう一生たばこなんて吸うな!」と怒鳴りつけました。いまだかつてない私の大激怒と事の大きさに、帰宅後も平謝りした夫。その後、家の中は喫煙禁止にしました。

 

今回大事には至りませんでしたが、「もしも」を考えると怖くて仕方ありませんでした。たばこはストレス社会において息抜きにもなるのでしょうが、親として子どもの誤飲事故に繋がったりしないよう配慮することは大切だと思います。大人が未然に防げる事故は、極力防ぎたいと決意した出来事です。

 

◇ ◇ ◇

 

お子さんが大事に至らず、本当によかったです。
小さなお子さんがいる家庭では、たばこを吸わないようにするのが望ましいです。たばこに含まれるニコチンを子どもが摂取してしまうと、悪心・嘔吐、下痢などの症状がみられたり、症状が重くなると、けいれんや昏睡、状況によっては死に至ったりする可能性もあります。最近増加している加熱式のたばこも有害です。

 

今回の体験談のように家庭内に喫煙者がいる場合は、子どもがいるところで吸わないようにしてもらうことはもちろん、手が届くところには絶対に置かないようにし、誤飲にも注意してください。たとえゴミ箱に捨てたとしても、今回のようにお子さんが開けて触ってしまうことも考えられるので、捨て方にも注意が必要です。

 

万が一誤飲した場合、口の中にたばこの葉があればかき出し、水や牛乳などは飲ませずに、直ちに医療機関を受診しましょう。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

 

著者:立川りか/30代・ライター。6歳の男の子を育てるママ。息子の好きを全力で応援するため日々奮闘中。虫が大の苦手だが、息子の虫取りに付き合ってきたおかげで少しだけ耐性がついてきた。食後のデザートや週末の晩酌がご褒美。

 

作画:ひのっしー

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)

 

 

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