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「独特のにおいが…」きれい好き夫婦の家から漂う謎のにおい。ウソのように異臭が消えたワケとは

私が家族ぐるみの付き合いをしている友人宅に行くたびに感じていた、何とも言えない独特のにおい。ある時期を境にウソのように消えてしまった原因を知ったとき、思わず声をあげそうになりました。そんな不思議で興味深い体験談を紹介します。

 

玄関を入った瞬間から漂う独特のにおい

あるご近所さんとは家族ぐるみで仲良しなのですが、その家に行くたびに気になることがありました。玄関を入った瞬間から独特のにおいが漂っていて、部屋の奥に進んでもずっと消えないのです。おそらくデリケートな話題なので、こちらからはなかなか言いだせずにいました。

 

ところがとてもきちんとしたご家族なんです。夫は頼りがいがあり、奥さんはおしゃれできれい好き。子どもたちも礼儀正しくて、家の中を見渡しても不衛生なところは見当たりません。「じゃあ、あのにおいは一体何なんだろう……?」と、ずっと不思議に思いながら過ごしていました。

 

ある日、ウソのようににおいが消えた!

そんな中でも用事があるときは避けられないので、チャイムを鳴らして玄関で立ち話をしていました。私としてはにおいを吸い込まないようにドアを開けたまま話したかったのですが、奥さんが「虫が入ると嫌だからドアを閉めて!」と言うので、仕方なく中に入って話すこともありました。

 

ところが、ある日を境に、あのにおいがウソのように消えたのです。あまりの変化に「家の中、何か変わった? いつもと雰囲気が違うような……」と尋ねてみました。すると奥さんがこう教えてくれました。

 

「この前、私の学生時代の友だちが遊びに来たんだけど、家の中をじろじろ見ながら“何か変なにおいがするよ”って言うの。私は普段まったく感じていなかったんだけど、そう言われて初めて“もしかしたらにおいがこもっているのかも”って思ってね。そのまま窓を全部開けてしばらく風を通したら、いつの間にかにおいがしなくなったのよ。今までうちって、夏は暑いし虫が入るから、冬は寒いからって、ほとんど窓を開けたことがなかったの。洗濯物もずっと部屋干しだったし。だからきっと空気がよどんでいたのね」

 

 

住まいのにおいは自分では気付きにくいと実感

聞けば、指摘されるまで窓を開ける習慣がなかったそうで、あの独特なにおいは、いわば「閉め切った空気」そのものだったそうです。そこからは毎朝、まず窓を開けて換気するようにしているらしく、その日以来、ふわっと澄んだ空気が漂う家に大変身。

 

実は私も何年も気になりながら言えずにいたので、友だちのひと言で窓を開け、すべてが好転して本当にホッとしました。そして今回のことをきっかけに、「住まいのにおいって意外と自分では気付きにくいんだな」と改めて思ったのです。生活をしていれば、どんな家でも独自のにおいはあるはず。だからこそ、こまめに空気を入れ替えて、お互いに気持ちよく過ごせる空間を保ちたいなと思いました。

 

これも1つの発見で、今では懐かしく振り返っています。今度は私のほうが「最近、窓開けて換気している?」と声をかけることがあるぐらいで、最初はちょっぴり言いづらかった話題も、今では笑い話。家のにおいって本当に不思議なものですね。

 

まとめ

部屋にこもるにおいは、当事者には意外と自覚しづらいもの。私も長らく言い出せずにいましたが、友だちのひと言で窓を開け、すべてが好転しました。ささいな習慣の違いが、空気をがらりと変えるのだと実感した出来事です。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者:豆田みう/40代女性・主婦

イラスト/山口がたこ

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年1月)

 

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