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「なんで誰もいないの?」娘のための貯金を不倫相手に貢いだ夫→「お幸せにね」娘が失笑したワケとは?

最近、夫の様子が変なのです。高校生の娘のシャンプーをこっそり使ったり、私の化粧水を使ったりと、急に美容に目覚めたようなのです。それだけならまだしも、スマホをニヤニヤしながら眺めることが増えたので、「まさか不倫?」と疑い、カマをかけてみたのですが……。

 

夫はムキになって否定するばかり。最初は軽く疑っただけの私でしたが、日に日に怪しい雰囲気を感じるようになりました。そしてある日、娘の大学進学のために貯めていた貯金が減っていることに気づいたのです。

 

夫を問い詰めると、『義母への誕生日プレゼントを買った』と言い訳しました。ちゃんと相談してくれたら反対はしなかったのに……。

 

さらに、今回使ったお金を補うために副業を始めると言い出した夫。共働きなのでそこまでしなくてもいいのでは、と止めたのですが、「働けるうちに何とかしておきたい」と言うので認めることにしました。

 

毎晩帰りが遅くなり、夕食も一緒に取れなくなるのは寂しいし、体も心配なのですが……。

 

 

真実の愛を見つけた夫

「何で誰もいないの?」
「今どこ?」

この日も夜遅くに帰宅した夫は、私と娘がいないことに気づき、慌てて連絡をしてきました。実は、夫が帰る前に私たちはすでに新居への引っ越しを済ませていたのです。テーブルの真ん中に記入済みの離婚届を置いておいたのですが、目に入っていないのか状況を理解していない様子。
 

「パパ、お幸せにね」

娘が私のスマホから夫に返信しました。明らかに様子がおかしかった最近の夫に、私よりもあきれて、強い嫌悪感を抱いていた娘。もう夫に会いたくないという娘は、最後に夫の幸せを願って別れの言葉を伝えたのです。そして私からは、もう家には帰らないことと、離婚を告げました。
 

「え?」
突然のことに驚く夫。なぜ自分が離婚を求められているのか、まるでわかっていないようです……。あんなにわかりやすい不倫に、私たちが気づかないと本気で思っていたのでしょうか。しっかり裏取りもして証拠も集めたので、言い逃れはできません。すべて知っていると私が伝えると夫は、「申し訳ないことをした」と謝罪をして、あっさり離婚を受け入れました。

 

なんと夫は「真実の愛を見つけてしまった」と言います。「俺と彼女は出会う運命だった」今、自分をキラキラさせてくれるのは彼女のおかげなのだそう。父親がこんな気持ちの悪いことを言って、恋だの愛だの浮かれているのです。年頃の娘の気持ちを考えると、気の毒でなりません。

 

 

夫が言う運命の相手とは…?

夫は私に、不倫相手はまだ学生なので慰謝料は請求しないでほしいと頼んできました。「将来一緒になるつもりだから彼女に迷惑はかけたくない、慰謝料は俺が2人分払う」と言うのでそれを了承しました。

 

まさか、娘とさほど年齢の変わらない子に入れ込んでいたなんて……。現実だと思いたくなかったですが、もう心の整理はつきました。

 

それから1カ月後、夫から突然「会いたい」と連絡が入りました。あれほど、真実の愛だとか運命だとか騒いでいたのに、今度は「あれは気の迷いだった」と言ってきました。今になって私たちへの裏切りを後悔し、反省したそうですが、私も娘もこれ以上関わらないでほしいと思っています。

 

「15年以上も一緒にいたのに、そんな寂しいことを言わないでくれ」と言ってきますが、彼女に捨てられたから戻ってきただけ。本当に大切なのは私たちだったなどと都合がいいことを……。

 

 

 

 

身勝手な行動で家族をぶち壊した罰

自分勝手な行動で家庭を壊したのなら、その責任はきちんと取るべき。私が何よりも許せないのは、娘を傷つけたことです。一生をかけて償ってほしい。それくらい夫は取り返しのつかないことをしたと私は思っています。

 

何度、突っぱねてもしつこく連絡してくる夫のことはブロックして、関わりを断ちました。これからは娘と2人、楽しく生活していこうと思います。1日でも早く娘の心の傷が癒えるよう、私が全力で娘を幸せにします。

 

◇ ◇ ◇

 

妻の言う通り、一番の被害者は娘かもしれませんね。高校生くらいの年齢のときに、父親の中に男を感じるのは、確かに気持ちのいいものではないように思います。妻からも娘からも縁を切られてやっと、本当に家族の大切さに気がつけるのではないでしょうか。もう元に戻れることはありませんが、自分のおろかな行動を悔いて反省し、2人の幸せを願って生きて行ってほしいですね。

 

 

【取材時期:2025年1月】

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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