弟から結婚の報告が
ある日、弟から「結婚することになった！」との連絡がありました。私は心から「おめでとう！」と伝えて、お相手はどんな子なのか気になり聞いてみました。
すると、「とてもやさしくて、姉ちゃんと趣味も似ているんだ！」「仲良くしたいって言ってたよ！」と言うので、私は義妹になる彼女と会うのがとても楽しみに。ちなみに、私の趣味とは編み物です。
入籍は今月の記念日にしたいと彼女が言っているようですが、弟は仕事の都合上時間がなく、「両家顔合わせより入籍が先になってしまっても大丈夫かな？」と心配。ただ、両家の親にはちゃんと説明しているそうなので、私は「私は気にしないわ。彼女さんを待たせるほうがかわいそうよ」と言って承諾しました。
このときはなんの心配もなく、むしろ妹ができたようでとてもうれしかったのですが……。
彼女に祝福メールを送ると…
それから2週間後、私は入籍した彼女さんに「結婚おめでとう！ 連絡先を弟から聞きました。これからどうぞよろしくね」と連絡をしました。すると、彼女からの返信は驚くべきものでした。
「気安く連絡してこないでよね。あなたとは仲良くする価値がないから、姉妹ごっこはしないことにしたの」
弟から聞いていた「やさしい彼女」とは随分と違う態度に驚愕。「弟から編み物を趣味にしているって聞いたわ。私と仲良くしたいと言ってくれているとも。だから連絡したの……」と私は説明します。
そして、次の返信に私はさらにびっくりします。
「いまだに実家暮らしの、子ども部屋おばさんなんですよね？ ひとり暮らしをする家賃も払えないなんて、相当給料が低いんでしょうね！ そんな貧乏義姉とは仲良くしたくありませんので」
こんなに失礼な女性とは初めて会いました。私は「はい？ ちゃんと仕事はしていますが」と説明するものの、義妹は「落ちこぼれの負け組には興味ありません。今後は仲良くしているフリで結構。余計な連絡はしてこないでくださいね！」と続けます。
彼女は弟の前では猫を被っているのでしょう。仲良くできると思っていたので、義妹からの連絡はとてもショックでした。また、彼女は私の仕事についていろいろと勘違いをしているとも思います。誤解をときたいとも考えてしまいましたが、私がとやかく言うことではないと思い、それ以降は静かに距離を取っています。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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