「私、不感症になった？」ホテルで気付いた自分の変化…恋愛を避けるようになったワケは【体験談】

 

彼は性欲が人一倍強いのか、会社で2人きりになると下半身をこすりつけてきて欲情をアピールしてきます。最初は「あれ？ ちょっとやり過ぎじゃない？」と引き気味になることもありました。

 

けれどお互い大人ですし、出会ってひと月ほどで恋人らしい関係になりました。ホテルに入るや否や、彼はとても興奮していました。私は戸惑いながらも、全身に触れられて「ここまでされるのか……」と圧倒された覚えがあります。

 

ところが、いざ本番というときになって、まったく感じられませんでした。そんな自分に驚きつつも、彼はひとりで盛り上がっている様子がはっきりわかります。一方で私は無反応で、思わず「不感症になったのかな」と焦り、彼に対して演技をしてしまいました。

 

そのまま彼は満足そうでしたが、私は心からの快感が得られず、「相性が悪いのか、それとも年齢のせいなのか……」とモヤモヤしたままになりました。

 

やがて彼の異動が決まり、そのまま関係は自然消滅。何度か連絡はありましたが、私は仕事以外の接点を持たないようにしました。

 

不感症になってしまったのかと気にかかり、それ以降、誰とも深い関係になることはありません。「もう40代だし……」と諦めにも似た思いがありつつ、でも本当はもう一度誰かと愛し合いたいとも感じています。これまでは人に話すこともできず、ただモヤモヤを抱えたままでした。

 

今でも、ふとしたときに「40代の私だって、恋愛をしてもいいじゃないか」と思い直すことがあります。やっぱりもう一度、きちんとした形で、心から通じ合える人と出会いたいと思っています。あの体験は今も胸の奥に引っかかっていますが、いずれはこの年齢だからこそ味わえる恋愛もあるかもしれない、と考え始めたところです。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者：川辺愛／40代女性・会社員

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています（回答時期：2025年1月）