以前のように夫にときめかなくなった
数年前に結婚し、今では子どももいる生活を送っています。夫とは同じ20代ということもあって、若いころには想像もしなかった悩みを抱える日が来るなんて思いもしませんでした。
あるときから「夫を異性として見られなくなった」と感じるようになったのです。大切な家族であることは疑いようがないのに、子どもを授かってからは、“父親”という立場をどうしても意識してしまう自分がいて、そうなると夫と体を重ねることに以前のようなときめきが湧かなくなりました。
夫との夫婦生活がブルーに
もちろん、私自身がまったく性欲がないわけではありません。ただ、夫をこのまま“義務”として受け止めてしまうのかと思うと、すごく切ない気持ちになります。子どもの寝かしつけが早く終わると「今日は誘われるかな」とブルーになってしまう自分が、なんだか情けなくもあり、どうしていいのかわからなくなったのです。
そんな日々が続くうちに、頭をよぎるのは「もし別の手段で欲求を満たすとしたらどうなるんだろう」。ネットやマンガを見ていると、女性向けのサービスもあると知り、興味が湧きました。実際に利用したわけではないし、一歩踏み出す勇気もなく、ただホームページをのぞくのが習慣のようになっているだけ。でも、そのたびに「この家庭がもし壊れてしまったらどうしよう」という恐怖が入り混じり、心は常に揺れています。
夫婦2人で向き合うことができれば…
夫としっかり向き合うことが大事だと頭ではわかりつつも、こんな気持ちをどう切り出したらいいのかわかりません。友人に相談するのもためらってしまって、もう1年ほどこの問題と向き合い続けています。自分でもどうしようもできない気持ちが積み重なって、もやもやは増すばかり。いっそカウンセリングのような場があったら、冷静に夫婦で話し合えるきっかけになるのかな、と考えるようになりました。
それでも、夫が大事な存在であることに変わりはありませんし、今の生活が幸せだと感じる瞬間もたくさんあります。だからこそ、2人で少しずつこのギャップに取り組むようになれたらいいなと思っています。私自身も「感じ方が変わること」は自然なことだと受け止めたいし、その上で、何が必要なのかを一緒に考えていきたいです。子どもが成長する中で夫婦がどう変わっていくのか、ちょっと不安もあるけれど、同時にそれが1つのチャンスになればいいなという期待も抱いています。
まとめ
夫婦関係は日々変わり続けるからこそ、悩む自分もまた成長しているように感じています。どんな変化も、一緒に向き合っていくことに意味があると信じられるようになりました。まだ先は見えませんが、新しい絆が生まれる可能性を感じつつ、夫と向き合う日々を続けています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:田中 路子/20代女性・主婦
イラスト/サトウユカ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年1月)
関連記事:「夫婦生活ゼロ」5人の妻たちの告白。諦め、不妊治療、浮気発覚…それぞれの妻の思いは
関連記事:40代になっても夜の生活をしたい夫としたくない妻。妻がたどり着いた夫婦円満のカギは【体験談】
ウーマンカレンダー編集室ではアンチエイジングやダイエットなどオトナ女子の心と体の不調を解決する記事を配信中。ぜひチェックしてハッピーな毎日になりますように!