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親友「旦那さん、私がいいって~♡早く離婚してよ!」私「3年前に離婚済みだけど…?」親友が青ざめた元旦那の真実は

コツコツと地道にやっていく真面目な私とは対照的に、なかなか仕事が長続きしない親友。「女は外で仕事をせず、早くから家庭に入るべき」という考えのもと、私に「旦那さんのお友だちを紹介して~!」と頼み込んできたのです。

「あんたの旦那さんってエリートだったよね?」「ってことは、きっとお友だちも超エリートばかりなはず♡」と言う親友。しかし、今の私には彼女に紹介できるような男性の知り合いは1人もおらず……?

 

 

人の話を聞かない親友

「まずは最低でも1年間同じ仕事を継続して、ある程度自立してから愛する人と一緒に生きていくことを考えるべきだと思うの」「今のあなたじゃ、エリートの人たちからは選ばれないんじゃないかな……」と苦言を呈すると、「ひどい!私が不幸になればいいと思ってるんだ!」と親友。

 

「あんたは私と違って、真面目で頭もいいもんね!」「良い会社で働いて、素敵な旦那さんもいて……自分だけ幸せならそれでいいと思ってるんでしょ!」「自力で超ハイスペックなスーパーエリート旦那を見つけてやる……あっ!」

 

なにかに気づいたように、声をあげた親友。不審に思った私は「なに?どうしたの?」と尋ねました。すると、彼女は「意外と近くに、理想にぴったりの人がいるじゃない……!」と不敵に笑ったのです。

 

 

 

3カ月後――。

 

あれから音沙汰なかった親友から「久しぶり!大事な報告があるの!」と連絡が。

 

「私ね、ついに結婚が決まったの!」と言われ、私はびっくり。3カ月で決まるなんて、超スピード婚です。

 

「と、とりあえずおめでとう!」「素敵な結婚生活になるといいね」と祝うと、「もちろん、そのつもりよ!」と親友。

 

そして親友は驚く言葉を放ったのです。

 

「実は、私と結婚してくれる人、あんたの旦那さんなの!」

 

親友が結婚を決めた相手は実は…

さらに親友は続けました。

 

「あんたはいつも真面目で堅物で、私に対してうるさいじゃん?それに、私と違って"自立"してるから、1人でも生きていけるでしょ?」「私にはエリートな旦那様が必要なのよ!」

 

あまりの展開に、私は声も出ませんでした。

 

「あなたのエリートの旦那さん、奪っちゃってごめん♡」

「でも彼は私がいいみたいよw 彼と離婚してちょうだい!今すぐ!」

「3年前に離婚済みだけど…?」

「は?」

 

 

 

「ちょ、ちょっと待ってよ、離婚済み?しかも3年前に、ってどういうことよ!?」「そんなこと初耳だし、彼からも聞いてないんだけど!?」と親友。

 

それもそのはず、私は夫と離婚したことを、親友や友人たちには言っていなかったのです。

 

結婚当初は、仕事に励む私を応援してくれていた夫。しかし、私が昇進して、彼よりも年収が上がった途端に態度が急変したのです。私に冷淡な態度を取るばかりか、浮気まで……それで離婚を決めました。

 

親友に報告したところで、「女が仕事なんかに夢中になるからだ!」と言われるのが目に見えていたので、あえて言わなかったのです。

 

「でも、それってつまり……彼は今フリーってことでしょ?」「堂々と結婚できるなら別にいいわ!彼がエリートであることに変わりはないんだし!」と親友。

 

言うべきかどうか少し悩みましたが、これ以上親友が窮地に陥るのも……と思った私。去年伝え聞いた話を彼女にすることにしました。

 

 

「彼、再婚してるらしいよ」「私に年収を追い越されたのが気に食わなかったんでしょうね……給料の良かった会社を退職して、別の会社に転職したんだけど」「そこの社長令嬢と結婚して、それを機に重役になったんですって」

 

「え、ちょっと待って!?そんなの彼から聞いてない!」と親友。「そんな社長令嬢の奥様を裏切るなんて……せっかく手に入れたポストも捨てることになるんじゃない?」と言うと、親友は震えた声で「ど、どうしよう……」と繰り返していました。

 

その後――。

 

親友は元夫に結婚を迫ったそうですが、「遊びだったのに勘違いすんな!」と一蹴されたそう。親友が社長令嬢のほうにも別れを迫ったらしく、元夫の浮気はバレてしまいました。元夫は親友を切り、今は社長令嬢との関係修復に必死なようです。

 

親友からは「真面目なあんただったら、貯金あるでしょ!?」「親友なんだから助けてよ!」と連絡がありました。どうやら、元夫との結婚を見込んで、エステ通いや高級コスメにブランドバッグを次々購入していたそう。結婚後は元夫がお金を出してくれると思っていた親友は、元夫と破局後、クレジットやローンの返済に追われて苦しんでいるのだと言います。実際にはすでに私と元夫は離婚済みだったとはいえ、私の夫を奪おうとした彼女を助ける義理はありません。

 

「結婚前提で散財なんかするんじゃなかった!」とわめく彼女。今は彼女の連絡先をブロックしています。ラクをして幸せをつかもうとする人には相応のしっぺ返しがあるのだと、つくづく彼女を見て感じました。

 

相変わらず、私は仕事に励んでいます。要領の良さやコネでの昇進をうらやましく思うこともありますが、私には地道な努力で着実に昇進していくほうが合っているみたいです。

 

【取材時期:2025年1月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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